top of page

広島に来ました

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2020年10月7日
  • 読了時間: 2分

きましたきました。


なんかびびってたんですけど

うーんよくわかんないびびりだったんですけど


催事場までドアトゥードアで2時間半。

距離もとても良かった。

朝一の荷物をドロドロになって梱包して、

発送して、おうちの中、

水拭きまでしてぴかぴかにして、

出張だってわかってない愛猫をひとなでして、

ちゃっとおうちをでたら、

新幹線に乗ったら、

もうすぐについてしまいました。


新幹線の中ではお外をずうっとみてました。

久しぶりに遠くに行くことをちゃんとわかりたいなと思いました。

たくさんの風景のなか、

思ったよりもたくさん、大きな川があった。

こんなにたくさん、大きな川があるなら

わたしどこにだって住めるよ、

と思いました。

でかい水の流れか、讃えがあるところがすみかのちかくにほしいんですよね。


ちゃんと着いて

広島は、駅に着いたところからとっても広島でした。

駅を出たらすぐにもみじ銀行なんてのがあったし、

路面電車も走っていた。

歩いたっていけたけれど、路面電車に乗ってみたくて乗りました。


地元にも路面電車はあって

なんなら高校の通学にたまに使ったりもしてたんですけど、

うーん、なんつうかおのぼりさん?

みたいなことを儀式的にしたかったんですよね。

遠くに来たんだよ、って思いたかった。


久しぶりに会う、

大好きな作家仲間たちには、

ああそうだこういうわたしだった、って、

脊髄反射的にではありましたけど、

キャーーーって喜んだりできて

わーーーーって話したりできて

ああ〜大丈夫なんだなあ〜って思えました。


台風きてて、なんか、あれなのかもしんないけど、たくさんとりもどせそうです。うん。


いつも人に助けてもらってばっかりだから、わたしもそんなみんなの世界がすみかがよくなるように、そう心から思って、屈託なく笑ってたいな。

ree

 
 
 

最新記事

すべて表示
よもぎ饅頭の昼下がり 後編

よもぎ饅頭はコンクリートの道に出て、でんでこでんでこ転がっていった。からりと晴れはしたものの、道路にはまだ湿り気が残っていて、よもぎ饅頭の柔らかな体もうまく傷つかずに転がってゆけた。おなかのなかのつぶあんは初めてのお外への散歩にそりゃあもうわくわくして、 「ちょっとアンタ、よもぎの生えているところはないのかね。わたし、そこまで行ってお外のよもぎに会ってみたいよ。」 と言った。 「そりゃあいい。あっ

 
 
 
よもぎ饅頭の昼下がり 前編

つまんねえよなあ、とよもぎ饅頭は和菓子屋幸福堂の店頭で毒づいた。 もうずっとずっとつまんねえんだよなあ。 昔はちいちゃな子供が目を輝かせて饅頭を買いに来たってえのになあ。今じゃおいぼれのじじいかばばあか、しゃらくせえ気取った着物のやつがエラソーに買いにくるばかりだものなあ。 とはいえよもぎ饅頭は老人のお八つになることも、茶席の菓子となることも、べつに嫌だというわけではなかった。 顎の弱った老人が、

 
 
 

コメント


Copyright © 2018 suzumeya

bottom of page