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名前を呼んでよ

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2019年11月9日
  • 読了時間: 1分

尾道いってきました

たくさんもらった

ああこりゃこりゃ


毎日誰かに会って

新しくあって

なんで呼んだらいい?って

名前で呼んでよって


久しぶりに会う友人と、朝から歩いておしゃべりして、どう、なにしてた?どうする、どうだった、こんなんよ、いいねいいねえ。

とりとめもない流れの話や出会ったいろいろ、シェアして循環、そうだよねって確認しあって、こんなことがあってさ、こんなこともあってさ。

ああそうだったの、こうなのかもねえ、そうなのかもねえ。


大きな岩に触った

久しぶりに海に会えた

縦横無尽の坂と階段のまち

ひとびとの距離感を体感、まちごと、場所ごと

ぼくはジョバンニできみはカムパネルラ

印刷所にいって、本屋さんにいって、映画館にいって、綴るにたどりついて、うろつくなかでもちらちら出会うさっきばいばいしたはずのともだち

ああここで生きているのねえ、くらしているのねえ。


どこへ行ってもひとがくらしている。

んんん。

もらった、もらった、抱きしめて溶かして外に出すぞ。

んんん、やるぞー。

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