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  • 執筆者の写真すずめや

ハマスホイ観てきました

往復弾丸夜行バス、

平日なら京都東京間、五千円くらいなんですよね。

お金は大事につかいます。

体力のあるうちは、体力使って。


当時のデンマーク絵画の流れに沿っての展示で、

ハマスホイホイ!って思っていったけどそれ以外の画家さんの作品が時系列、地理別にわかりやすく展示されており、とっても見応えありました。

当時の背景を理解してから観るっていうこと、そんなふうに組んでもらえるとよりわかったような気になれて嬉しいです。


どんぶりが一品どおん!ってのが良かったこともありましたが、もうしばらく、サラダがきて、小鉢があって、おかずがきて、デザートがあって、珈琲がついて、つう流れの中で楽しむ食事が良いなあというかんじです。

観ることは食べることといっしょ。

それでわたしができまして、わたしのようなものはわたしが出せるもので生きているので。


あの時代、みんなが光を求めて光を大事に輝くように描いていたころ。

慈しむきもちはたぶんみんな共通していて、だからこその表現やったんやろなと思いますが、ハマスホイは、空間ごとの大きい空気をまとめて描いた、てかんじだったです。

一枚の絵なんだけど、そのまわりにそのままほんとは部屋が広がってるんじゃないかと錯覚した。

奥行き、のためのひかり、

いやひかりが広げてくれる世界に対する敬意かな。

うやうやしくお辞儀をするように、描いていた。


ひかりを持ち上げて素晴らしいと讃えるのでなく、そう、あるものに対してどう感じるかは自分だけのもの、本質的には、だからわかちあうように表現することもない。

ハマスホイ自身のひかり。

トーンは暗めで陰鬱にもみえるでしょうが、そうでなく、

あ。

陰影礼讃かな。

そんなかんじだ。


デンマークの陰影礼讃。

もうぜひご覧になってください。


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