top of page

なにもできないまま

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2025年10月18日
  • 読了時間: 2分

出張前にやっておきたかったあれもこれもできないまま出発のときがきてしまった。

あれもこれもやりたかったのに。

スケジュール管理が下手くそであり、毎回頑張ってみてはいるのだけれど、今回もなんだかよくわからないミスをして仙台空港で二時間の空白がある。

多少の空白なら12月にうかがう仙台の百貨店の下見に行けば良いかと考えて組んだように思うが、いざ出張のためのクソデカキャリーを引きながら街中をうろうろできるかというともうそれは懲りたのだ。

このまえの東京出張のとき、クソデカ荷物で街中をうろうろしたので懲りたのだ。

次の日は肩や背中がバキバキだったのだから。

10日以上の出張なのだから体力は温存するにこしたことないのだ。


作業が捗らなかったのは屁こき野郎どものせいだ。

冬を目の前に怯えた屁こきたちは群れをなして我が家に侵入してくる。

アトリエにももちろん侵入してくるので一匹ずつガムテープにて屠る。

殺虫剤は下手に使うと犬猫に良くないし、ダメージを負った屁こきどもが空中で謎の汁を出しながら飛ぶのがわかって最小限にとどめている。

臭い謎の汁が紙にかかってダメになるのは本当に腹立たしい。

最後っ屁という言葉があるが、屁こきどもは普段から屁をこいているので最終的に出すのは汁みたいだ。腹立たしい。

やつらは電球のひかりがあり、ストーブのあたたかい空気のたまる天井あたりに集まるが、たまに下に降りてくるのがある。

その瞬間を逃してはならぬ。

だからこまめに作業の手が止まってしまうのだ。

毎日何十匹も何百匹も侵入してくる屁こきどものせいで間に合わなかったのだ。


虎視眈々と屁こきどもを屠るタイミングをうかがっていると、ガムテープにとったときには愉悦さえ感じるようになってくる。

いくらでも屠りたくなってくるのだ。

この精神状態になってしまうのが嫌だ。

エド・ゲインが憧れたというナチスの女将校みたいだ。

屁こきどもには家に入ってほしくない。


 
 
 

最新記事

すべて表示
やまんなかいこう

ここ数日ぬげたの散歩を担当していた。 雪解けも進みまわりの山のなかはやぶもなく、吸血虫もほとんどいない。枯れ葉の地面にはだかの木々が立ち並び見通しが良い。なにも芽吹いていないので貴重な草木を踏んでしまうこともない。山のなかにわけいっていくには最も安全な季節である。 というわけでぬげたをいつもの散歩道から外れて山んなかにいこうと綱を引っ張っていった。かねてからあの木の近くにゆきたいと思っていた木が見

 
 
 
散歩

今日はよく晴れて美しい日だった。 あんまり外がきらきらしているようなので、窓にかけているビニールを何箇所か取り払った。 まずは作業台むかいの大きな窓の。続いてわきの廊下の。 久しぶりにたっぷりの太陽光が入ってきて、暖かくはなかったけど網戸を開けた。久しぶりに風がすり抜けていく感覚。陽にあたって猫の輪郭が淡くぼやける。発光しているようだ。薄いカーテンも取り払った。洗濯にかけようと思う。その前に窓ガラ

 
 
 

コメント


Copyright © 2018 suzumeya

bottom of page