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ないしょのいばしょ

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2019年10月5日
  • 読了時間: 2分

まあ基本的にびんぼうなのでおみせやさんでご飯をたべることがあんまりないです

びんぼうのくせに美味しいものしか食べたくないから

そして誰かと食べればなんでも美味しくなる魔法も知っているから

ひととごはん、誘ってまでは、あんまりいかないんです。

飲酒はしますけどね

缶ビール鴨川でもいいじゃない飲酒なら


いやまあ、そのへんはどうでもよしとして

年齢で変わっていく価値観だと思うので


きょうはずっとお邪魔してみたかった呑み屋さんにいってきました。

バイト先のおきゃくさんで、別によく喋るタイプではねえのですが、絶対このひとは美味しいのを作るひとだという確信のあるひとのおみせにゆきました。

父親が料理人なのでそのへんの嗅覚はあるほうなんです。

教えてもらったからね。


ぜんぶみごとにまことに美味しかったですし、すげえボケーっとできました。

ぬか漬け最高かよ。

しかも地元が愛知県同士でした。まあそれはいいとして。

ひとりでいて、じぶんのペースを守れて、おいしいしかでてこなくって、自分で自分を嫌にならない程度のちょっとのわがままを笑ってくれて。


そういう大好きな場所が今夜はふえました。

またひとつ、大丈夫になりました。

なんていうと大丈夫じゃないやつがまた襲ってきそうな気もしますけれども、まあ、大丈夫です。

だれでもそうなんじゃないかなあ、と思うのですが、ひとりでいるのとだれかといるのと、やっぱり顔が違うでしょう。

それって例えばカウンターの奥のマスターもおんなじかなと思うんですけど、マスターはともだちじゃなくて店員さんだから、たまにわたしがガチンコのひとりの状態で座って酒を飲んでいて酔っ払っていてもそのへんの空気や氷の割れる音くらいに擬態してくれるひとがいて、そうすっと居心地の良さは天井しらずですね。

氷の割れる音のマスターは、ひとりでいるよりわたしを自覚的にひとりにしてくれる。



 
 
 

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