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ちいさな町

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2025年11月14日
  • 読了時間: 3分

えっちらおっちら京都にやってきた。

いわて花巻空港からの神戸便がなくなってしまったので京都にはずいぶん来づらくなった。

加えて今回は宿を取るのが遅れちゃって(またかよというかんじだが)、何年振りかのゲストハウス泊。

これがなかなかしんどくて、まだ一泊しただけだけれどしょぼくれてしまっている。

まだしつこく咳が出ているので気まずいし、鼻を思いっきりかみたいのにドミトリールームではそれも憚られる。

二段ベッドの上部になってしまって、トイレに降りるのも気を使う。

朝の身支度もシャワーもトイレも共用スペースで、岩手で人と隣り合わせになるということ自体が減ってしまったわたしには窮屈で肩身がせまい。


ということで朝はさっさと起きて外に出た。

京都に住んでいた頃は小さな自転車で毎日のように走り回っていた町をてくてく歩く。

愛していた地元密着スーパーのハッピー六原は健在、よくお肉を買っていたお肉屋さんは住んでいた頃代替わりをするかどうかくらいのタイミングだったと思うが、二代目?はうまくやったようで綺麗に改装されていた。

奥で包丁を振るう職人のなかに、昔いつもより高いお肉を思い切って買ったときに仏頂面のままおまけをしてくれた光輝く頭部のおっちゃんをみとめた。

今日はごみの日だったみたいで、あの黄色いごみ袋を久しぶりに見た。

そうだった、京都のごみ袋は黄色いんだった。

暮らしていないとすっかり用事がなくなるあの袋、あれを買って日々のごみを詰めて道路に出していた時期があったんだった。

旅行者になってしまったわたしには必要のない袋。

あのころ履いていたのとおなじ靴を履いているのに。


安井金比羅宮に立ち寄る。

恐ろしい噂がある場所なので全てのお宮に念入りにお参りをしたのち、何日も前からこねくりまわしていたお願いの文章をみっちりとお札に書いてあの石の穴をくぐった。

隙のある書き方をすると金比羅パワーでひどい縁切りになるという話は京都にいた時から聞いていて、わたし自身も身に覚えがなくはない。

それがずっとひっかかっていたので、改めてお礼参りと新しい良縁結びを祈願してきた。

金比羅さん金比羅さんどうぞよろしくお願いします。

家族を持って願いが明確に変わったので、良きタイミングだったと思う。


それでも時間が余るのでぷらぷらと祇園四条まで歩いて出町柳で下車し、スズヤのパンをかじりつつ鴨川を眺めている。

そしてこのブログを打っている。

側から見れば鴨川を前にスマホをいじる無粋ものに見えるだろうが、こう見えてもわたしは京都に思いを馳せているのだ。



 
 
 

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