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名古屋ラシックありがとうございました

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2 時間前
  • 読了時間: 4分

新年の初売りを名古屋ラシックでみんなで迎えるという幸あるスタート、今年も無事に終了しました。やっぱりクリフェスはいい。末永くみんなで過ごしたい。名古屋のお客さまもお馴染みの方から通販しかしたことなかったけど思い切ってお正月に出てきたと言ってくださる方から通りがかりのギャルまで幅広くお手にとっていただきありがとうございました。


エッチなタイプの繁華街にある雑居ビル4階という立地のタイ料理屋さんにお正月は1人で行った。そこがとても美味しかったのでもっといろんなものが食べたいとみんなで向かい、生のサワガニだの謎肉の生サラダだの現地っぽいものをむしゃついた。そのタイ料理屋さんはスナックの居抜きで内装もそのまま。到着時にすでにお正月で浮かれたスタッフと常連さんがなぜかカニ鍋を食べていてバチバチに酔っ払っており、我々の食事が終盤に差し掛かると料理を全て出し終えたシェフが台所から飛び出してきてなぜか常連さんとカラオケを歌い始めた。一体これはなんなんだ。こんなの大丈夫なのかとみんなの反応を心配したけれど全員大笑いしながら一緒に歌いながら横に揺れだしたので安心した。


隣り合わせのブースにいた作家さんとはお互いに作品の昇華やもがきや哲学や世界観についてよく話すので濃い日々を過ごした。お互いに深く考えるタイプなのだけど言語野が全く違うので話して言葉にして伝えていくことでいつもお互いの脳みそを整理していっているかんじがする。会うたびに新しい作品を鑑賞し合いあーだこーだとあたまのなかのもやについて話す。お互いの作品に対する敬意ありきでそれでも、と丸裸のもやを晒すのはある意味では気持ち良くもある。


会期終了の一日前はおきまりの打ち上げ食事会があり、大勢で韓国料理のお店に行ってこんがりと焼けていく豚バラ肉をうっとりと眺め、ぱんぱんのおなかに御馳走を詰めながらぎゃあぎゃあくだらない話をし続ける夜。

愚かな酒呑みは次の日のことを忘れて二次会にとバーに繰り出す。二次会に行ったところは店内にトイレがなくて、ビルの地下まで行かねばならなかった。蛍光灯と古いビル特有の分厚い壁の圧、個室は一人用で一緒に向かった作家仲間は怖いからドアの外にいてと言う。しかし見れば見るほどおどろおどろしい場所なので階段を踊り場まで登って彼女が出てくるのを壁の向こうに隠れて待った。用を済ませた彼女が不安げにわたしを呼ぶので壁から頭を少しだけ覗かせると彼女は恐怖で思わず涙をぽろりと出した。泣いてらあ!わたしはちょうど呪怨に出てくる子どもにそっくりのあたまをしていたのだ。思ったよりもいい反応が返ってきて大変愉快な一幕だった。

やたらと陽気な洋服の作家にきみはドン・キホーテのようだと言うとそれをとても気に入ってくれたらしくてよかった。彼は本を読まないらしいが触れてくれたら嬉しいなと思う。


ラシックの撤収はふつうの百貨店のかんじと違って、最後はみんなの荷物をみんなで運んでそれぞれの車に積んでいくという作業がある。ラシック一階の広間を大きな玄関に向かって解体した荷物を全員で運び出すのは働きアリの軍隊そのままで、わたしはこの時間が実は好きだ。何十万円の作品がある人や陶器の繊細な作品の人の荷物は触らずに指示を待つ、誰々が車を回してきたからこれを運ぼうと言い合う、宅配の人の荷物を台車にどかんと積んで数人がかりで地下へ運び込む。あんなに賑やかにみんなのお店があった場所がからっぽになってゆく。

遅くなるのでおなかはぺこぺこで、いつもは矢場の味仙本店に向かうのだけれど今回はなんとお正月の振り替えで臨時休業であった。集まったみんなはなんとなく解散になってしまったけれど名残惜しく腹をすかしたものたちで知恵を絞りサイゼリヤに行こうということになった。何年ぶりのサイゼリヤだろう。しかも大人数だ。注文は冗談みたいな速さで次々に運ばれてきて、あっという間にでっかいテーブルに乗り切らないような量の料理。こんなパーティーパーティーしたテーブルがこの世にあるのか。みんなうれしくなってもりもり食べた。サイゼリヤではデカンタのワインがたったの400円であった。フリードリンクを頼んだ運転手たちは高校生ぶりにジュースをミックスして新しい味を作り始め、これから始まる長い運転に備えて珈琲を何杯も飲んでいた。

おなかもいっぱいで酔っ払い、くたびれ果てて眠気も最高潮にホテルの部屋に辿り着いて化粧だけ落として眠りについた。

良い仕事の日々だった。





 
 
 

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