


なかなかすてきなんでない…?
こちらはお世話になっていますTono&Limsというインクブランドさんの新しいライン、顔料インクのデビュー三種。
顔料??ってかんじですよね。
もと画材屋バイトとしてわかりやすく説明さしていただきますね。
色をつけるのに、染料と顔料というのがあるというのはプリンタのインクなんかでなんとなくみなさまご存知かと思うんですが、染料というのはつまり汁です。
草木染めや藍染、抽出した液で色をつける。
顔料というのは粉です。
石を砕いてそれを接着するものと混ぜて定着させる。
香水とファンデーション、みたいな。
万年筆に使われるような染料インク、というのは、名の通り汁ですから詰まらないので主流です。
ただし染料というのはどうしても色落ちやにじみが出ます。
これも、汁といえばなんとなくわかるかな。
洋服についた食べ物の汁とか、薄くなりますよね。
インクジェットプリンタで印刷したものは水で滲みますよね。
顔料の特徴は耐水性と耐光性。
そのかわり粉ですから、万年筆では詰まってしまうかもしれないという危険があります。
ただこの顔料インクの特徴というのは、つまりわたしがいつも使っている画材のアクリル絵の具とほぼ同じなのです。
粉と定着剤をまぜてつくる、その定着剤がサラッとしてるのでインクになり、油だと油絵具になり、膠だと日本画の絵具になります。
ですからわたしは顔料インクのこと、画材だと捉えております。
実は以前からインクを作りませんかという話はあったんですが、その特性上うぬぬとなっていたのです。
ちなみにこのラインはすずめやのコラボインク(オリジナルインク)ではありません。
これから作るですよ。
顔料やってくれるんならやりまっせということで登場を待っていたのですが、満を辞したのでデザインやらせてもらいました。
いえい。
到着次第取り扱いますよ。
とりあえず少ない量ですが。
今夜は満月、
絵具で遊ぶにはいい日ですね。
今日はインクで本のために絵を描こう。
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