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  • 執筆者の写真すずめや

妹の結婚式でした

下に二人妹がいまして、

こないだ上の妹がこどもを産んで

土曜日は下の妹の結婚式でした。


自分の家族、というくくりの人たちに対してどっちかというと淡白なほうで、そうね文字通りたまごで言うと白身のほうなきもち。

ミスターセロファンでありたい。


結婚ということになるとその家族というのがガッと増えるんですねえ。

ご時世のこともあって、式の親族リハーサルのときにむこうのご家族さんとは初顔合わせで、7人…?かな、急にそんなに家族が増えて、わかってはいたけれど眼前に急に立ち現れたあたらしい関わりに目がちかちかしちゃって、まだふわふわ飲み込めてない。


世界は個で構築されているけれど

まあこれは前々からの思考課題みたいなことがあるんですけど

くくりの現実、社会性動物としての現実もあって、あるねえ、まあでもわたしはこの個だしねえ、ともっとすかんと飲み込みたいな。

ひとりではできることに限りがあって、

関わる人が増えたら出来ることってだいたい乗算ですよね、ただかけるじゃなくて三乗とか四乗とかになってくる。

そういうふうに手を繋いでゆく。

仕事の上じゃあすかんとできるのにな。

なかなかな。


結婚した下の妹は気立がよく素直で、

ほがらかにいつも笑っていて、可愛くて、

なんつうかフルーツサンドみたいなかんじなんですよね。

柔らかくて甘いパン、

ふわふわの白いクリームで瑞々しいくだものをはさんでお化粧。

もちろん人間だからそれだけじゃない、というか苦いとこだってあるだろうと思うんですけどあんまし見せなくてね。

わたしも見えるところにあまりいなかったし。

家族だっていったってそういうふうにちゃんと見れない、そっから一歩脱出して自分と相手が自分と相手を選んで、手を繋いで、新しいかたちを模索して構築して、それがまた家族と呼ばれる形式に落ち着いて、ずっとずっと。

だれも触れないふたりだけの国で、

ルララ宇宙の風にのれば、

それは脈々続く鎖の輪っかのひとつになるってことなのかな。

ああぞわぞわしてくるなあ。




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