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名古屋ラシックありがとうございました

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 5月7日
  • 読了時間: 4分

濃密な1週間が終わりました。

このまま家に帰れず神戸に移動。

なんだいなんだい。


楽しきクリフェスの仲間たちとの1週間でございました。

ワンオペ出展が基本なので、はしゃいでしまいますねやっぱり。


いま女子高生に大人気だというマーラータンのお店に連れて行ってもらいました。

具材を冷蔵庫から選び取って量り売り。

選んだ具材をマーラースープ?で煮込んでくれるのです。

スープは担々麺スープの辛くないのみたいなかんじで、あとからラー油だのマー油だので辛味をつけたりなんだりする方式。

夜も遅いのに店内には女子高生がたくさんおり、育ち盛りなのにこんな遅くまでお腹をすかしているなんて大変だなあとしみじみ思いました。

連れて行ってくれた作家さんのおすすめだというごんぶとの春雨が前歯からつるんと逃げるのでなんやコイツは!と思わず激昂したところ爆笑を頂戴いたしました。


生ビールセット1680円で二品の選べるおつまみがついてくるという町中華。

Googleマップで見たそのおつまみリストには牡蠣の炒め物や海鮮アスパラ炒めなど、こういうビールセットではまずお目にかかれない豪華絢爛なリストでしたので勇足で向かったところ休業日。

大型連休では地元密着系のお店はこうやって臨時休業が多いのでした。

仕方なしにそばにあった焼き鳥やさんに入店、したところ、それは焼き鳥やさんではなく鳥焼きやさんでありました。

テーブルにはコンロがセットされていて、つまり鳥限定の焼き肉。

思わぬタイミングでのひとり焼肉となりました。

常連さんと、仲良しスタッフさんたちの会話を聞きながら肉がちぢれていく様子を無心になって眺める。

焼肉のいいところはこういう無心の状態になれるところです。

お会計を済まして腰を上げたタイミングで、アイスクリーム食べる?とお声がけいただいて、もしまだ腰を上げていなければそのままいただいちゃったと思うのですがこの腰をもう一度サービスのアイスクリームのためにおろすのはなんだか浅ましい気がしてできませんでした。

酒が足りなかった。

次こそは。


最終日前日はみんなでお疲れ様会をやります。

とその前に、営業中にわたしのブースでなにやらこそこそ書いている人がいる。

今回のわたしのブースには壁があって、ひっそり作業をするにはおあつらえ向きのスペースがあったのです。

こそこそ書いている作家の手元を見ると、小さな紙にハッピーバースデーと細かく書き入れています。

なにこれ、と聞くとお疲れ様会で五月生まれの人にサプライズをするんだという。

クリフェスではいつも恒例になりつつある行事なので、やはりな、と思いながら、五月生まれって今回多いんだよね〜、と白々しく言ってみますと指折り五月生まれを数え出しました。


5人いて、あとひとり…

わたし、五月生まれ。


彼はサプライズをするはずの相手の席でバースデーカードの準備をしていたのでした。


お疲れ様会は大盛り上がりで、楽しくなっちゃった愚かな酒飲みたちは次の日が撤収日だというのに連れ立って二次会にゆき、眠い眠いといいながら最終日。


撤収後にはおきまりの味仙。

味仙にはそれはそれはでっかいビールがあって、そう、これがいいんだ。これが飲みたいんだ。これを持ち上げたいんだ。この重さ。

いろいろ頼んでシェアしながらたわいもない話ばかり。

クリフェスの不思議なところは、みんな生業作家なのにこういう席であんまり真剣な仕事の話にならない。

例えば次の出展の搬入が次の日だっていう作家さんがいて、大変だねしんどいね〜、そうなんだよ辛いわ〜、とはなるけれども、その先、キリッとして、でも本気でやっていかなきゃならないんだからがんばらなきゃ、というような方向にはあんまり向かない。

それぞれの真剣さや歴史や姿勢を尊重したうえでわかったうえで、笑って仲間として"いま"そばにいる、というかんじがある。

もちろん真剣な話もしないわけではないけれど、日常のなかに製作が組み込まれているものという前提が合致したうえでの日常的なくだらない会話、というのは嬉しいものです。

みんながんばってるなあともう一度理解してまたそれぞれの日々に戻る。


余談だけれども、今回五月生まれの誕生日を祝ったことで、改めていくつだっけ?と問われ、この誕生日で37になると答えたところ全然そんな感じしなかった!と複数人に驚かれました。

クリフェスメンバーはみんないいひとばかりだという安心で、歳上の兄さん姉さんにも慣れればすぐにタメ口をきいてしまうためもっと歳上だと思われていたみたい。

甘えからどんどん態度がでかくなっていったようだ。

肥大した雀。

そういう場所のある嬉しさをもう一度抱きしめなおして、つぎへむかう。


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