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大阪に来た

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2025年8月24日
  • 読了時間: 3分

灼熱の大阪、といいたいところだけど阪急百貨店は百貨店なのでバチバチに冷房がきいており、途中カーディガンを買いに走ってしまった。

初日は熱を持ったお客様がいらしてくださり、なんだかんだ長かった京都生活を思う。

ずいぶん遠くに行ったのに、覚えていてくださってありがとうございます。


東川町のクリフェスで仕事中も遊ぶということに味を占めた作家仲間と屋台村のような場所にゆき、みんなでそれぞれ持ち寄ったたこ焼きだの一銭焼きだのをシェアして食事、そしてかの有名なヘップの赤いでかい観覧車に乗った。

いまどきの観覧車は冷房完備、Bluetoothでつなげるスピーカーまでついていて、ビルの途中から伸びる観覧車は大阪の夜のひかりを一望できた。

地下をうろうろ迷いながら串揚げのお店にも行った。

梅田の地下は恐ろしいダンジョンである。


とても久しぶりに、怖い思いもした。

絡まれた瞬間に身体がこわばってしまって、思考も停止し、なすがままにされてしまいそうになったところ、作家仲間が助けに入ってくれた。

久しぶりの怖い思いだったぶん、助けてくれた仲間はあのとき世界で1番かっこよかった。

詳細を伏せて夫にそれをさらりと報告すると家族たちの動画をたくさん送ってくれた。


仲間の一人が誕生日を迎えたので、常温保存可能品と書かれた彼女の住処のあたりからやってきた牛乳を不在の隙に差し入れたところ、子どもの忘れ物かもしれない!と妙な方向に突っ走った彼女が阪急の社員さんに相談に行ってしまいあわや大事になるところだった。

彼女はみんなに、この牛乳は配られたものなのか?と尋ね回ったのだ。

彼女はわたしにも、すずめちゃん、牛乳もらった?おいてあったんやけど!と尋ねた。

わたしは牛乳を置いたが、もらってはいないので、もらってないよ、と答えた。

自分一人に牛乳が贈られたらしいことがわかると彼女の混乱は加速したので、一応、お誕生日プレゼントなんじゃない?と助け舟を出したけれど結局阪急の社員さんのところまで行ってしまった。

その騒ぎののち、なんと他の誰かが彼女の机に隙をついてつぶあんぱんを置いた。

わたしが牛乳を置いたのであわせてあんぱんにしたらしい。

彼女は当然第一容疑者としてしつこくわたしを疑ったが、そもそもわたしはさっきも嘘をついていないので変わらず正直にわたしじゃないと言った。

彼女はみんなにあんぱんを置いたかと尋ねまわりはじめた。

これは作戦が巧妙で、あんぱんを買ってきた人と、置いた人が組んだ作戦だった。

置いた人は忙しく立ち働いていたので彼女はなかなか訪ねることができず、買ってきた当人は置いていないので置いてないと答えることができた。

このいたずらはこのあともなんどか起こったが、そのたび第一容疑者にされる。


海外のお客様が人間椅子のノートに興味を示し、我らがボスに通訳を頼んだ。

するとお客様はこの小説の内容を知りたいと言う。

わざわざボスに人間椅子のあらすじを説明させてしまい、かつお客様はドン引きでいらした。

大変申し訳なくなり、次に興味を示されたポオの黒猫については、なんとかit's crazy.と自分で伝えることができた。


昔からのお客様や友人たちも顔を見せてくれ、なんやかやと盛りだくさんで日々を過ごしている。



 
 
 

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