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今日の鴨川

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2019年5月18日
  • 読了時間: 1分

夕刻日暮れ、

お店を閉めて一服に


華奢な女の子が、手のひらでたたく太鼓をもちこんで、髭のロン毛(死語?)の男性がアコースティックギターをかき鳴らして、セッションしてるのを横目で見ました。

女の子はダウンを着込んでいたから、きっと夜まで音楽を奏でつづけるつもりなんだろうな、ふたりともにこにこしていて、自由にいったりきたりのメロディラインにのってゆく太鼓、素敵でした。


はーーーええもんみたわーって路地に戻ったら、最近越してきたドイツからきたお母さん一年生に、ちょっとだけビール飲まない?って誘われて鴨川にUターン。

スピーカーをもちこんで、彼女は映像作家なので、知らなさそうな日本のアーティストをぎゃぎゃっと紹介しながら、いろんな話。


こどもは持ったことないけど、うん、大変なんだねえ。

でも彼女はいつもポジティブに笑うから、きっとずっと大丈夫だ。

あっという間に夜になってゆく空、飛び交うこうもりも家に戻って、彼女のイメージに合いそうで、わたしが知っている範囲のアーティストの紹介も一通り終わって、歩いておんなじ路地に帰りました。


日本語たくさんかけたから、インストにしたくなって、教えてもらったのんを流して、紙を切ります。

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