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  • 執筆者の写真すずめや

ピンク色の闘神

大好きな方が誘ってくださってロックスターのライブを観に行きました。


なんべんか言ってるようですけど、けっこうわたしコロナ禍でメンタルダメージ受けてしまったのがなかなか回復しきってないようで、以前に比べてぜんぜん音楽も聴けてなくて映画にも没頭できてなくって、でもそれでもちょっとずつ回復の兆しが見えますね?みたいなかんじでしたのです。

インプットが甘めだね、みたいな。


それがもう冒頭一曲めからドリンクの缶ビール握り潰しちゃいそうな勢いで号泣です。

缶ビールは両手で持っていたのでちょうど祈りのかたちでしたので握り潰さずにすみました。

嘘をつかずに全力振り切って、で、かつ、それを続ける、というのは、ふつう、人間にはできないことです。

疲れるし、甘くなるし、休むし、ごまかし、それがなければ狂うでしょう。

だのに目前の確かに存在しているこの人はそれをやりきっていて、今現在この場でもその戦いを続けている。

目の前で今現在もひとを救っている。


弱いのに向き合うのってやじゃないですか。

傷はできれば放置で完治がありがたいです。

触って痛くなるのも、縫うのも消毒も嫌ですよ、辛いので。

ならば、で怪我しないのが一番ですけど、どうしたって事故も病気もありますので、ものすごい頑張って勉強して下さった方々がお医者さまとして人類の歴史に存在している。

人間どうしの助け合い。


みんなで助け合う、だってひとりのやれることには限界があります。

眠らないと明日は来ないし明日も元気で生きられないのです。

だのにまるで彼女はありとあらゆる境目を飛び越えて全ての人間をひとりで救おうと闘っていました。

美しく、燃えさかる炎の輝きと儚さを共に持っていました。


完全に救ってもらっちゃったわ。

わたしもういちどちゃんとできるわ。

極上のピンク色をもらったわ。

わたしも彼女の救おうとする世界の一端を担っている。ものすごくがんばるぞ。


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