トマトソース狂い
- すずめや
- 15 分前
- 読了時間: 2分
畑でトマトがたくさんなるので塩とローリエで煮詰めて瓶詰めを作っている。
脱気がきちんとできていれば一年もつという。
トマトはまだまだできるのだけれど、だからまだ瓶詰めは増えるのだけれど、異常な量になってきた。
それでもトマトの皮を剥く手はとまらない。
通販でわざわざ買ったサンマルツァーノというイタリアの煮込みトマトの品種。
こいつが今年はうまくできて毎日のように収穫できる。
はじめは生のトマトを湯むきしていたけれど、わたしが出張でいない間に夫がトマト丸ごとを冷凍しておいてくれた。
冷凍トマトは驚くほどするりと皮が剥ける。
ちょっとお水に浸すだけだ。
しかも生トマトとちがって、ぶっちゅりの中身がでてこないので刻みやすく台所も綺麗。
そして生と同じ時間煮込んでいてもぎゅっと煮詰まる。
冷凍トマトは瓶詰め作りの革命だ。
毎日畑をパトロールし、ちゃんと頭の先まで赤くなったやつをもぐ。
トマトっていうのは本当に"もぐ"というかんじのとれかたをする。
手のひらにうまく収まる丸みと大きさ、つかんで捻るとぷちんととれる。
同じように毎日収穫するナスもオクラもゴーヤもはさみがなくちゃとれないのだ。
はさみで切り離すのは収穫感はあるがもぐ感はない。
手でぷちんととれるのはもぐ感がある。
トマトソースづくりは収穫の段階からして良いのだ。
そして瓶詰め作りに狂った末に瓶詰め用の棚を作った。
イギリスの小説なんかに出てくる自家製瓶詰めの並んだ棚。憧れの保存食棚。
わたしはずっと瓶詰めの棚に憧れていた。
ついにやってやった。
一年分のトマトソースを仕込み保存しておく棚!
岩手には自家製の水煮などを缶詰工場に持ち込んで保存食にする文化もあるらしく、おいおいそれにも挑戦したい。
トマトソースは酸があるので初心者でも脱気さえしっかりすればだめにしづらいらしい。
水煮系になると工場できちんと滅菌密封をする必要があるだろう。
わたしは保存食の棚には豆を煮たやつをぜひ並べたい。
山菜も水煮にしてとっておきたい。
ピクルスの瓶も並べたいが夫は基本的にお漬物系を好まないので彼の嗜好が変わるのを待つ。
また明日もトマトソース作りをする。

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