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いちごのしあわせ

執筆者の写真: すずめや
すずめや
2021年3月10日
読了時間: 2分

果物の中でもかなり好き。


いちご、買うか。

とふと思えた時に頭のなかにレベルアップのファンファーレが鳴りました。

なんか贅沢じゃないですか、いちご。


バナナとか袋に詰まってるオレンジはまあ身近、ですがいちごとか桃とかはちょっと離れてませんか、距離が。

バナナがお散歩だったらいちごは車出さなきゃなってかんじ。

メロンとかさくらんぼとかはもう新幹線ですよ。


お腹の膨れないおやつでしかも手軽ではない感じ、ちゃんと座って味わう感じ、スナック菓子とかだとゴロゴロ寝転がってたべてもいいでしょうけど車の距離の果物はなんか、いや、いちごさんにそんな態度でいてはいけないです。みたいなところがある。


ど貧困だったころには全くいちごの余裕はなかったです。

値段も問題でしたが、それよりも、余裕のない生活っていうのはお金のことだけじゃなくてきりきりに働くというか、24時間働けますかみたいな前時代的な思考に支配されちゃうんで、なんかいつもシンクに洗い物があるとか玄関の隅が埃だらけとかそういうことですね。

そういう生活の部屋に、バナナは置いてあってもいちごの入る隙はないのです。


ど貧困から貧乏、くらいの変化ですが、生活を美しく保つ余裕はおかげさまでできるようになりました。

繰り返しになるようですが、お金のことも一因ではありますが、まあ平凡な言い回しですが心が満たされることによって生活は整っていく。

夢中になってつくって、誰も見てなくても作ってるんでしょうけど、きちんと見てくださっている方がいる。

という嬉しい手応えで満ちるものです。


いまはいちごが買えるようになったぜ!

というくらいですが、次は特売のいちごじゃなくて、あまおうとかサラッとかごに入れちゃって、サラッと朝食のデザートにつまむようなかんじのマダム的な余裕になったらいいな。


あまおうをサラッとつまめる生活。

きっとグラスがただ洗ってあるんじゃなくて、クロスで磨いてあったり、寝巻きがネグリジェ的なやつだったり、真空管のアンプでレコードを聴いたりしている人はあまおうをサラッとつまむだろうな。

そう思うとあまおうは距離がありすぎるかもしれません。

自分のお金でふと思い立って、いくぞ!!!!という気合がなくてもサラッと焼肉に行ける人、くらいを目標にしようかしら。


 
 
 

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