top of page
検索


あかるい霧雨の降りつづける国に
金色の姫は森の真ん中へ捨てられた。 反逆が起こり、砂糖菓子の城は細かな粉をあげて崩れてしまったので。 王と妃は砂糖菓子の城の粉で窒息して死んでしまった。 牙のある、黒く固くひかる触覚を持った六本足の虫が土の大地の国からやってきた。大きな顎と溢れるちからで砂糖菓子の城の残骸を自分たちの国まで運搬しにやってきた。黒い虫の隊列は、とにかくすべての残骸を運んでしまうことにした。 土の大地の国へ帰った黒い虫は、ひとまわり小さい黒い虫と手分けして砂糖菓子とそれ以外の残骸をより分けにかかった。そうしてお砂糖でないものは、森の真ん中に捨てられた。 誰かの必要でないものは、森の真ん中でちがう誰かに必要とされる循環があった。 金色の姫は黒い虫の必要なものではなかったので、森の真ん中へ捨てられた。 金色の姫はまだ形もおぼろな幼い姫だった。 もう少し父母のもとで大きくなれば金色でなくなってかたちもしっかりしたのだが、金色の姫にはまぶたがかろうじてあるぎりだった。豊かで柔らかい髪があるぎりだった。 金色の姫はまだ無機物だったので食われはしなかったし、飢えもしなかったが、幼

すずめや
2025年12月7日読了時間: 3分


革靴ははじめて空を歩いた
革靴は時の止まったデパートの紳士服売り場にかかとをあげてすわっていた。 そのあたりに住む紳士が絶滅して数年になるが、時の止まったデパートのなかでは従業員もみな止まっているので紳士服売り場はずっとそこにあって、革靴もただずっとそこにいるのだった。 退屈のあくびも吐き尽くして、やわらかに笑んだまま止まっている従業員にもうすく重なってゆくほこりの層が目立つようになってきたころ、スイスから時計職人がやってきた。 時計職人は遠くの土地から旅をしてきた紳士で、仕事中にジャケットの裾のボタンをひっかけてしまったのだった。 機械油の染みがうすくこびりついているシャツも新調したかったので、時計職人は時の止まったデパートの、一階吹抜けの大時計を直すことにした。 ぬいぐるみ売り場のバックヤードに積まれていた、いちばん大きなテディベアを納めるためのいちばん大きな箱をいくつも積み上げて階段をつくり、時の止まった時計の顔をぎいと開いた。 時計職人が仕事を終えたのはきっかり午後の二時、大時計のからくり扉から二匹のブロンズの象がでてきてぱおんぱおんと鳴いた。...

すずめや
2025年12月6日読了時間: 5分
蕎麦屋のあかり
鴨南蛮のあぶらはつゆの上でみんなで手を取り合ってひとつのまんまるのあぶらになると、まんまるのままどんぶりから浮かんでゆき、蕎麦屋の天井であかりになるのだ。 鴨南蛮のあぶらたちはみんなそれを知っていて、真っ暗な胃の中に流し込まれるよりも、いつか天井で店じゅうを照らしながら蕎麦屋のお客を眺めていたいと思っているのだ。 次にやってくる新しい鴨南蛮を、仲間になるあかりを、今か今かとわくわくしながら待ち続けたいと思っているのだ。 だが蕎麦屋のお客はみなせっかちなので、なかなかあぶらたちはあかりになれないのだった。 夏の間は特に、鴨南蛮よりも鴨せいろが選ばれる。 近ごろ夏が長くなったので、あかりたちの首もうんと長くなるのだった。 鴨せいろのつゆのうつわは小さいので、鴨せいろのあぶらがまんまるになっても、浮いてくる途中で夏の陽射しに灼かれて消滅してしまうくらい弱いのだ。 さあ蕎麦屋に飲兵衛がやってきた。 飲兵衛たちは蕎麦を食べる前に、たこわさだのそばがきだのお揚げの焼いたのだの天ぷらだのをつまみながらだんだん愉快になってゆくので、せっかちなお客に慣れたあかりた

すずめや
2025年12月6日読了時間: 4分


新しい足
神戸のイベントはなんだかものすごかった。 こういう言い方は良くないと思いつつ素直に言ってしまうと作家さんたちのレベルがすげ〜高かった。 全員隙なくおしゃれで洗練されており、なんだこの会場は!と気圧され思わずおのぼりテンションになってしまった。 なのに関西人の気質からか、みなさん朗らかで人懐こく話してくださり、ずっとしつこく憧れていた町中華に四人も連れ立ってゆくことができた。 その町中華はいつかの神戸出展の際に宿の近くにあったおじいさんとおばあさんの営む中華料理屋で、昔ながらの日本人が営む町中華個人的鉄板メニューのオムライスがあった。 そのときはどうしても時間の都合が合わず(ご老体が営んでおられるので閉店時間が早めだったのだ)、泣く泣く諦めたが、今回もまた同じ宿をとることで次こそあの中華屋さんに行くぞと意気込んでいた。 前日の晩からインターネットに転がっているメニュー表の写真をとっくりと眺め、朝から何を頼むかしつこく組み合わせを考えていたが、四人で行くことができたのであれもこれもと頼むことができて夢が叶った。 神戸の餃子は味噌で食べるというのは一度

すずめや
2025年12月1日読了時間: 4分


さて神戸
11月から12月あたまの仙台藤崎までほんとうにほんとうにばかみたいな仕事の入れ方をしてしまった。 今日は朝から神戸に向かって搬入で、仙台行きの電車のなかだがもうなんとなく泣きそう。 おとといくらいから静かにパニックを起こしておりきょうも朝早く起きて混乱していた。 間に合わない、足りない、というのが本当に嫌だ。 嫌だからこそ、怖いからこそ、余裕を持って粛々と常に仕事を進めているけれどぜんぶがうまくいくことはない。 こうやって詰めすぎるとだめになるんだ。 とはいえむやみに凝ったことにも手を出していた。 珈琲豆はいつも手網で自家焙煎をしているのだけど、ついにブレンドに手を出したのだ。 二種の生豆を取り寄せ(生豆は常にネット通販だ)、珈琲狂のブログ記事を読み漁り、チャッピーにも相談を重ね、中煎りのマンデリンと中深煎りのガテマラをとりあえず7:3でブレンドしてみる。 冷め始めた頃合いにマンデリンの甘みとガテマラの華やかさが開いて、後味も快く残った。 少々酸味が気になったので次はマンデリンをもうすこし深く煎ってみよう。 仙台駅に行くのは新幹線だ。...

すずめや
2025年11月28日読了時間: 3分


みんみの変化
近ごろ長男坊猫のみんみは少し変わってきた。 彼はびびりの王子様といった風情でびくびくしているわりに陰でやんちゃをするタイプだったけれどなんだか近ごろはびびりがずいぶん影を潜めている。 作業でしょっちゅう使う水の入ったスプレーにびびって寝ていても逃げ出すくらいだったのに、今日はスプレーを使っている作業台の上にでんと乗り、こちらをじっと見ていた。 尻を叩いて欲しいのだ。 こちらを見ながらこれ見よがしに作業中の本に頬擦りをして崩そうとするのでわたしはこれ!と言って立ち上がった。 以前までのみんみならばその時点で大慌てで台から飛び降りて逃げていくところだが、いまのみんみはそらきた!というかんじで尻を高く上げ尻尾を立てて尻たたきを要求する。 (だいたいの猫は尻を叩かれるのが好きだ。性感帯という説もあるらしい。) 遠い近所からやってきたよその猫ちゃんを窓越しに聞いたこともないものすごい唸り声で威嚇する。 夫はこの様子を見てみんみに家主としての心構えができたのだと言った。 この家は僕の縄張りだと主張しているのだ。 ちなみに最近唸られているこの猫ちゃんは鼻から口

すずめや
2025年11月22日読了時間: 2分


ゆるみ
京都から帰ってきた次の日に初雪が降って、朝はしばらく霜がおりて、昼間もたいそう寒く冬が来てしまったかと観念したけれど今日からしばらく寒さがゆるくなるみたい。 日暮れから雨が降り始めて、この時期の雨はひと雨ごとに冷えていくのが定石だけどしばらく雨のおかげであたたかい日が続くようだ。 とはいえ台所の薪ストーブは一日中焚いている。 前の冬の終わりにホームセンターで安くなっていたので鋳物のストーブがきた。 大家さんの残してくれた北の国からに出てくるようなストーブよりもだいぶ重厚感があって火持ちが良い。 前のストーブはその場で火を焚いているなあというかんじの直接的なあったかさで、それはそれでよかった。 いまの分厚い鋳物のストーブはゆるくずっとあったかい。 夜中にトイレや喉の渇きで起きるとストーブのなかはかすかな熾火になっていて、そこに木っ端や木の皮を少々足して火を起こして薪を足す。 それで朝まで火が持って、ゆるい暖かさは玄関の方にまで漂っている。 玄関を挟んで台所の反対側にあるアトリエの薪ストーブは薪屋のまきじいが安く譲ってくれた鋳物の、かなり大きなものだ

すずめや
2025年11月20日読了時間: 4分


ちいさな町
えっちらおっちら京都にやってきた。 いわて花巻空港からの神戸便がなくなってしまったので京都にはずいぶん来づらくなった。 加えて今回は宿を取るのが遅れちゃって(またかよというかんじだが)、何年振りかのゲストハウス泊。 これがなかなかしんどくて、まだ一泊しただけだけれどしょぼくれてしまっている。 まだしつこく咳が出ているので気まずいし、鼻を思いっきりかみたいのにドミトリールームではそれも憚られる。 二段ベッドの上部になってしまって、トイレに降りるのも気を使う。 朝の身支度もシャワーもトイレも共用スペースで、岩手で人と隣り合わせになるということ自体が減ってしまったわたしには窮屈で肩身がせまい。 ということで朝はさっさと起きて外に出た。 京都に住んでいた頃は小さな自転車で毎日のように走り回っていた町をてくてく歩く。 愛していた地元密着スーパーのハッピー六原は健在、よくお肉を買っていたお肉屋さんは住んでいた頃代替わりをするかどうかくらいのタイミングだったと思うが、二代目?はうまくやったようで綺麗に改装されていた。 奥で包丁を振るう職人のなかに、昔いつもより

すずめや
2025年11月14日読了時間: 3分


大風の散歩
周りはずいぶん紅葉が進み、すべての葉が化粧をしている。 季節の変わり目には大風が吹く。 今日はそういう大風の日の散歩だった。 雫石でも毎日のようにクマに襲われたニュースが入ってくるのでポケットに大きなスピーカーをむりやり詰めて散歩に出る。 外に出た時分には細く柔らかな天気雨が降っていた。 いつか見た、砂糖を煮詰めて細く落とすことで作られる、蜘蛛の巣のような、雲のような、繊細な飴細工によく似たひかりかたをしていた。 高くなった秋の空はうす青く、ひかりもずいぶんオレンジがかっていて、照らされる薄い雨の糸はそのまま飴の糸のように見えた。 猫たちは窓の外で舞う葉っぱを追いかけるようなところがあるけれどぬげたはなんにも構わずにゆく。 ぶあつくなった落ち葉のふかふかの道をしゃくしゃくと4本足で細かく踏み砕きながらゆく。 落ち葉の道を通ることも、舗装された道を通ることも、ぬげたにとってはあまり変わりのないことみたいだ。 雨の雫でぬげたの黒いからだがすこしずつ白くひかりはじめる。 折り返し山道を我が家に戻るころには雨がやんで、風がまた強くなった。...

すずめや
2025年11月7日読了時間: 2分


かぜっぴき
初出展の東京インターナショナルペンショーの三日間を終えて風邪をひいてしまいぐったりしていた。 帰りの新幹線あたりから体調を崩していたのが笑える。 明らかに気が抜けて崩れたのだ。 それでも迫っている締め切りとか作らなきゃいけないものとかがあってはじめはしんどいながらもやらなきゃやらなきゃとうにうに動いていたけれど結局はバタンとキューして眠ることになった。 健康なときは何度眠ろうとしても目が冴えちゃったりするものだけど弱っていると面白いくらい眠れるもんだ。 2日くらい寝込んだかしら。 寝込むという字面そのまんまというかんじで寝ていた。 いまもしつこく咳が出るけれどかなり回復して午後は少し作業ができた。 余裕を持ってやっとかないとなあ〜 としみじみ思い返すとだいたいこんくらいの時間に追い込まれているような気がしてきて、パニックになっているような気がしてきて、毎年愚かに繰り返している気がする。 もうちょっと、もうちょっと、がんばらなくちゃ。

すずめや
2025年11月6日読了時間: 1分


でっかい秋
帰りたい帰りたいとめそめそしていた長期出張から帰ってきて2日もせずに東京に行商に行くのだ。 冬ごもりのまえにがんばらなくちゃならない。 久しぶりに帰ると秋が来ていた。 山に囲まれたここでは秋はでっかい。 ちいちゃい秋はどこにもない。 木々のお化粧はどんどん深い色になってゆき、お洒落にわくわくしてこんもりと膨らんでいくように見える。 じっさいは落葉しているのだけれど。 葉が落ちると地面を見て歩くのも楽しい。 いつもなら頭上にいてよく見られない葉っぱたちが落ちてきている。 顔よりでかい木蓮の葉、トリケラトプスみたいにとんがっているの、鳥の羽のような銀色の葉、紅葉もよく見ればいろいろなかたちがあり、駅前広場では、大きな真っ白のお花がいちめんに散っている、と思ったら白い落ち葉だった。 かさかさになりきっていないのを選んで拾い、絵の具を塗って装丁にする。 毎日のように熊の被害のニュースがあるので、散歩の時は爆音スピーカーおばさんになっている。 さすがに人家が近づくと音を下げるけれど。 ぬげたの歩くのにはビートルズのオブラディオブラダがぴったり似合う。...

すずめや
2025年10月31日読了時間: 2分


えらべなくなる
名古屋丸善での一週間が終わりました。 ご来場ありがとうございました。 ワンオペが長くなってくるとだんだんものが選べなくなってくる。 都会にいると普段の生活では本当に有り得ない量の選択肢と消費への煽りが溢れているので頭がくたびれてしまうのだ。 それに加えていつもよりたくさん人と会っておしゃべりをしたりするし、ただでさえ処理しきれないくらいに刺激と情報が多いのだ。 お昼を選ぶにしても、まずどこのお店にするか選び距離をはかり店を抜ける時間帯を見計らい席に着いたら着いたでめくるめくメニューのなかからひとつを選び、と思ったら追加でこちらもいかがですかなどと聞かれたりするのでまた一考がはいり、それがラーメンやカレーみたいなワンプレートだったらよいものの、定食みたいなものだとまずどれに箸をつけ、ご飯とおかずを綺麗に食べ切るにはと考えながら食べ進めてゆく。 開店から閉店までのお店番を終えてくたびれて帰る途中にも買い物をせねばならぬ。 今回は途中で怪しい風邪の予兆のようなものがあったので、じゃあ薬局にたちよってなにか不調を撃退できそうなものを選ぼう、となるとまたも

すずめや
2025年10月28日読了時間: 2分


どびっくり
愛知への出張の前に、ふと夫が新しい食器が欲しいと言った。 夫は骨董や焼き物が好きなのでいまの間に合わせの食器群に不満があるのだ。 そういえば、前クラフトフェアでマグカップを買ったかっこいい陶芸家さんがちょうどわたしのいるときに名古屋で個展をやるから立ち寄れたら行ってくる、なんて話をした。 夫のお気に入りのごつごつした美しい大きなマグカップを作ったその陶芸家さんは市川さんといって、お互いにSNSでフォローしあっていて、猫の写真にいいねをつけあうゆるい繋がりを持っていたが、はっきりとした面識はない。と思っていた。 今日売り場にふらりと現れたその方は、ラフな格好ながら目つきがなんだかとっても真面目で、お声がけをすると自分は市川だと名乗ってくださった。 あら嬉しい、市川といえば陶芸家の市川だ、名前も確かめた。が、彼はなんとわたしの生まれた小さい町の話をし始めた。 あの公民館を曲がって、〇〇商店のあたりの、あのうちの市川です、と言う。 ど田舎の小学校で、3キロ近くの道を通学するのに小学生たちが班を組む、通学団というのにも一緒にいたことがあるんだと言う。..

すずめや
2025年10月24日読了時間: 2分


名古屋へ
岡崎での二週間のポップアップと最終2日間の在廊が終了した。 ペンズアレイタケウチさんはちょっと出会わないくらいおもてなしの精神を発揮してくださるお店で、お昼もスタッフさんが一緒に行ってくださるし懇親会を設けてくださった夜もあり、在廊中も暇こかないようにこまめに話しかけてくださったりして温かいお店だ。 17年。 そうやって人と話している時間が長いとこの続けてきた年月のことを必要以上に考える。 いや、そもそもちかごろ、そのことばかり考えていたのだ。それが触発されてより、思うようになった。 こんなによくしてくださるお店があるのに、17年もやってきたのにわたしはきちんと恩を返せているだろうか。 愛するクリフェスや、丸善さんには? どうも満足のいくお返しをできていないと思ってしまう。 もっともっとがんばって、もっと返せるようにならなきゃならないんじゃないのか。 こういう欲が出てきたのはたぶん、家族ができて、家族のことをちゃんと大事にしたいとしんから思うようになってからだ。 人間は欲深い、とは文章の上では理解していたけれど、こうやって自分がそう思うようになり

すずめや
2025年10月21日読了時間: 2分


なにもできないまま
出張前にやっておきたかったあれもこれもできないまま出発のときがきてしまった。 あれもこれもやりたかったのに。 スケジュール管理が下手くそであり、毎回頑張ってみてはいるのだけれど、今回もなんだかよくわからないミスをして仙台空港で二時間の空白がある。 多少の空白なら12月にうかがう仙台の百貨店の下見に行けば良いかと考えて組んだように思うが、いざ出張のためのクソデカキャリーを引きながら街中をうろうろできるかというともうそれは懲りたのだ。 このまえの東京出張のとき、クソデカ荷物で街中をうろうろしたので懲りたのだ。 次の日は肩や背中がバキバキだったのだから。 10日以上の出張なのだから体力は温存するにこしたことないのだ。 作業が捗らなかったのは屁こき野郎どものせいだ。 冬を目の前に怯えた屁こきたちは群れをなして我が家に侵入してくる。 アトリエにももちろん侵入してくるので一匹ずつガムテープにて屠る。 殺虫剤は下手に使うと犬猫に良くないし、ダメージを負った屁こきどもが空中で謎の汁を出しながら飛ぶのがわかって最小限にとどめている。 臭い謎の汁が紙にかかってダメに

すずめや
2025年10月18日読了時間: 2分


日々
じつは出張中にぬげたが腸閉塞をやり手術が行われ、経過の心配や加えて久しぶりの大型注文、それに土澤アートクラフトへの出展やや屁こき野郎ことカメムシとの戦いなどがあっててんてこ舞っていた。 ブログを書くのが久しぶりになってしまった。 ぬげたの容体が悪くなった福岡出張では上の空になってしまっていた日々があって、もしも接客にでてしまっていたら申し訳ありませんでした。 ぬげたの容体もおちついて秋晴れとなったきのうと今日は念願のおいもほりがあった。 畑の土から何かを引き抜くというのは素敵なことだ。 大根を引き抜きたくておいもを掘り出したかった。 農業経験のある夫がそういう夢を叶えてくれた。 うちの畑は少し掘るとすぐ粘土質のかたい土にあたってしまうやっかいなところがあるけれど、おいもは立派に育っていた。 野生動物がやたらといるので害獣ネットというのを夫が張ってくれて、根付くまでまめにジョウロで水をやった、というくらいの世話で後半はほったらかしでぐんぐんつるがのびた。 おいものつるというのは食べられるらしいが、広い畑にやたらな量植えたのでこんなにつるばっかり食べ

すずめや
2025年10月15日読了時間: 2分


月の夜の彷徨い
もうあと一日で博多のクリフェスもおしまいだ、 ということでみんなで打ち上げ的にもつ鍋屋さんに行ってきた。 阪急の社員さんにアテンドしていただいて、大人数で笑いながら鍋をつついて夜は更けて、ひとりだけ佐賀県に宿をとったわたしはふらふらと終電時間ならではのしんとした夜を歩いた。...

すずめや
2025年10月7日読了時間: 2分


なみだひとすじ
さて博多にやってきた。 今回は高騰している福岡のホテル事情にびびっていたところ、福岡在住の友人が鳥栖なら電車一本でいけるし宿も安いよと教えてくれて初めての佐賀県に宿泊している。 まわりはスナック、古びた飲食店、でかいイオン的モール、駅のホームには立ち食いうどんとかなり素敵な...

すずめや
2025年10月2日読了時間: 3分


神さまんちの掃除
もうすぐ集落の神さまのおまつりなので今日はみんなでおやしろのお掃除をした。 朝8時に集合してはっぱをかいたり燃やしたり、本殿を掃き清めたり拭き掃除したりしてぴかぴかにする。 ごりごりに神道、古の神道、というかんじで本殿に女性があがりこむのもぜんぜんありだし本番のお祭りではそ...

すずめや
2025年9月28日読了時間: 3分


蜻蛉の蜃気楼
太陽のひかりもずいぶん甘くなって気の早い落ち葉は黄色くなっている。 明日は我が家には珍しく来客があるので家じゅうに掃除機をかけてモップがけもした。 家がでかいとなかなか掃除は行き届かない。 換毛機の犬猫たちがいれば尚更。 仕事にばかりかまけている在宅ワーカーがいれば尚更。...

すずめや
2025年9月23日読了時間: 3分
bottom of page




