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博多食い倒れ紀行

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 1 日前
  • 読了時間: 6分

博多阪急の一週間、どうもご来場ありがとうございました。


博多では飯をめちゃくちゃ食うた。

この一週間は愛する九時間屋に宿泊したのだがそこにおっさんばかりを執拗に作るおっさん作家のシホさんが共に泊まっていたためシホさんとよく一緒に飯を食った。


初日の夜はとんこつラーメン。

ぜったいにキクラゲが乗っているやつがよかった。ドロヘドロの二期も観たところだし。

シホさんは飯の際えりもとに手ぬぐいをぎゅっと押し込めて金太郎のようになるのが定番なのだけれどこの日はそれをやり忘れてさっそく上着にラーメンの油を飛ばしており、しかもシホさんは上着を洗濯せず着回すつもりだったので大慌てでありただそれだけのことが疲れ果てていたせいか妙に面白くやたらと笑っていた。

博多のラーメンを食うときは替え玉をする。

バリカタというのを頼んでみたらラーメンの骨みたいなやつがでてきた。博多っ子はせっかちがすぎる。


朝食、まずは定番の喜水丸。

ここでは朝定食に明太子と高菜の食べ放題がつく。生卵定食にいたっては味のりと生卵とお味噌汁に小鉢とごはんがついて890円、しかもごはんもお味噌汁もお代わりし放題のエデンである。

明太子だけでも白飯を食いたいし明太子と高菜でも食いたいしそれを海苔で巻きたいしそこに生卵があるということは卵かけご飯でそれをもう一周せねばならないためごはんは都合二杯必要となる。ちっちゃな壺に入った明太子はあっというまに無くなってしまう。

特にシホさんは名古屋在住のためか明太子マウンテンを作りたがる傾向にある。光り輝く白飯にそびえ立つ明太子の山。喜水丸には明太子食べ放題の店舗といか明太食べ放題の店舗があるため二日行った。ごはんをおかわりするためその日は昼飯が入らない。


軽い食事としてはむっちゃんまんじゅうが外せない。むつごろうの形をしたたい焼き的な軽食だがしょっぱいメニューもあって、今回は角煮のやつとした。ゴロゴロの角煮にマヨネーズ。ジャンクなむつごろうだ。タコの入ってるお好み焼き風のやつも食べたかったけれど機会を逃した。

鯛と餡という店舗のたい焼きもいただいた。

ここのたい焼きは丸いやつで、なぜか鯛が厳しい表情で歯軋りをしている顔をしていてよっぽど食われたくねえんだなあと思いながら食べた。皮も香ばしく小麦香り、粒あんの具合もとても良かった。ちょくちょく言うがわたしは断然粒あん派である。こしあんについては赤福を例外として認めている。


博多飯ではないけれどパイセンといっしょにナポリタンのパンチョにも行った。チェーン店だけど岩手にはないし、とにかくパンチョが好きだ。大阪でいうところのローマ軒、ガチ盛り系のナポリタン。ひさびさのパンチョだと嬉しくなり並を注文したがパンチョは並でも麺が300gあるので途中で食べられなくなりパイセンに押し付けてしまった。パンチョのナポリタンは不思議だ。なんの変哲もないナポリタンナポリタンしたナポリタンだけれど食べ進めるうちに妙に旨くなってきて腹がパンチョとなってしまったあとも次また来たいなあと思ってしまう。腹パンチョの響きが気に入りパンチョパンチョと言いながら解散した。


日田やきそばの店にもみんなで行った。ソース味でストレート麺、もやしが入っていてカリカリ部分がたくさん混ざっていて食感が楽しい。目玉焼きを追加で乗せた。パンチョでも目玉焼きを乗せた。飯に乗っている目玉焼きが好きだ。油多めに白身が泡立ちかりっとして黄身は半熟、それが正義。瓶ビールも頼んでまさこさんとわけわけした。男性陣は平気で大盛りを食っていて羨ましかった。


昼ははずせない博多のうどん。まきのうどんに2回、大福うどん一回、空港にて印旛うどん。

特にまきのうどんはかまあげ麺をそのままだし汁にぶちこむスタイルで食っても食っても麺が減らないクロニクル、茹で具合でカタを頼めばそこはずいぶん軽減されるがせっかく博多に来ているのだからうどんはやわらかいやつがいい。まきのと大福のごぼ天は硬い芯のごぼうがみのむしのように衣を着込んでいるスタイル。印旛うどんは天かすの美しく丸いかき揚げのうえにごぼうが添えられているスタイル。今回は行かなかったが大地のうどんではごぼう大暴れのひらひらスタイルである。まきのうどんはかしわめしが美味い。ミニミニセットがおきまり。ちっちゃなかしわ飯とたくあん、だし汁のやかん、甘辛く炊いたお肉とたまご、海老天の乗ったちっちゃなおうどん。舐めてかかるとこのうどんもクロニクルなので急いで食べないといけない。


打ち上げはパイセンのお知り合いの海鮮やさんにみんなで行った。お昼の定食では伺っていたが夜ははじめて。めちゃくちゃうまいゴマサバ、あらだき、刺身、アサリの酒蒸し、唐揚げ、もつ鍋まで出てきて締めの麺まで旨かった。お酒までサービスしていただきおなかがパンチョで良い酔い。うまいうまいと言いながら何をしゃべっていたか思い出せないけどなにか永遠に笑い続けていた。


アジフライで有名な三洋食堂があじざんまいという定食を出したときき向かう。

おっきなアジのお寿司が6貫、アジフライ二枚、スープつき。この寿司も美味かった。ぶりぶりのアジを口いっぱいに頬張る幸せ。前回は10月だったからなかったんだろうか。七月は博多ではアジの旬なのか。

活きイカ刺しの看板もそこらで目立ったがどうもなかなかの値段がするようで尻込みした。透明なイカをいつか食べてみたい。月が変われば旬が変わるのだという当たり前の話。


搬出後はシホさんお気に入りのすしチェーンに行った。青魚をしこたま食う。青魚が好きだ。開放感でいつもよりビールをたくさん呑んだシホさんが顔赤く酔っ払っていてたいへん可愛らしかった。わたしはピリ辛金魚サワーなるものを頼んでみたところめちゃくちゃ辛い唐辛子のサワーが出てきて腹が立った。呑めないではないか。ちびちび啜り、あまりにも辛かったので二杯めにカルピスサワーを頼むという屈辱。日本酒にしとけばよかった。カルピスサワーなんてジュースじゃないか。酒呑として恥ずかしい。

すしチェーンは博多駅内にあったので帰りは土産物屋さんに吸い込まれてあれこれ言いながらお土産を選ぶ。ひとりなら脳内会議でひっそりと行くがツレがあるとぱっと見で思ったことを脳直で口から出せる、こういうお買い物って久しぶりで楽しかった。常連さんにちっちゃなお土産を買う。

ふらふら歩くシホさんと九時間屋に帰り、大好きな九時間屋のシャワーを浴び、穴ぐらに入って眠った。


帰る日の朝(今朝)は福岡在住の作家さん、イチコさんに車を出してもらい味の筑前の昆布明太子を買いに行った。雫石のヤマト運輸のお兄さんが10回くらい筑前の話をしていたので調べてみたところ通販か工場直売のいずれかしか買えないという昆布明太子。イチコさんも食通のお客さんに聞いたらみんな知らないというので気になると言って車を出してくださった。工場直売の工場がやたらと辺鄙な場所だったのだ。

恐る恐ると階段を登ってゆき、受付のおねえさんにヤマト運輸のお兄さんの話をし、おうち用の気軽な昆布明太を手に入れた。二つ買ってひとつはヤマトのお兄さんに差し上げよう。

イチコさんも畑をやるのでチャッピーに土作りの相談をするよねという話で盛り上がり、つめたいコーラ(ガザのやつだった)までいただき、わたしはお礼にサバの燻製を渡した。作家同士ってどんな話するの、と問われることもあるがだいたいくだらない話をしてバカ笑いしている。


ステキに楽しい一週間だった。

ーーーヘイ、御退屈様ーーー。


 
 
 

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いまから福岡に飛び立つ飛行機に乗る。 七月の博多は初めてなので楽しみだ。 それになんだか平和だ。 なぜか博多に行くときは家族の変調があったりそのあとだったりしてそわそわすることがあって、でも今回はそんなことなし、それに優雅に飛行機、そして九時間屋への宿泊だ。 いま九時間屋に恋をしている。 前回福岡に来た時は鳥栖(佐賀県)に宿をとって、鳥栖の街がずいぶん気に入って、今回もまた鳥栖で宿をとっていたのだ

 
 
 

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