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にっき

執筆者の写真: すずめや
すずめや
4月16日
読了時間: 5分

朝方になってごはんをねだりに甘えん坊になるみんみのすりすりゴロゴロをいなす。つかんで布団に引きずりこんでみるけれど起きたなと言わんばかりに布団からすり抜けて頭をごつんごつんぶつけてにゃあと鳴き、ごはんをねだる。もっと寒いころには布団に引きずりこむことでみんみがあたたかさに負けてくれて一緒に二度寝もできたけどらもうそこまでの気温でもない。まだ眠りたかったが根負けして起きる。


昨日の作業がやりかけだったので猫たちにごはんをやってそのまま一服もせずパジャマのまま作業にかかってしまった。昨日の晩ごはんの洗い物をなんとなくする気になれなかったのも一因。このまま夫が起きてわたしの作業中に洗い物をしてくれますようにと祈りながら仕事に没頭してゆく。

しかし彼は今日は思ったよりずーっとお寝坊だった。ちょっと心配になるくらいのお寝坊で、勝手に洗い物がなくなることを期待していた気持ちを裏切られた理不尽な苛立ちがなくなるほどで、そういえば昨日体調がよくないと言っていたなと思い出す。

諦めて洗い物に手を出して、久しぶりにアイスコーヒーを淹れてぐびぐび飲んだ。いつぶりのアイスコーヒーだろう。あたたかくなったもんだなと思う。


近ごろ別室暮らしのモンティーヌを意識的にかまい揉みしだいている。きままにひとりもっちりと暮らすのが彼のそもそもの性分らしいことは聞いているが、わたしはモンティーヌのことが可愛くてしょうがないのでもっと甘えてほしいし別室から能動的に出てきてほしい。それには人間をもっと好きになってもらうことでないかと思って口説いている状態だ。まあモンティーヌの別室暮らしのもっともでかい要因は彼の性分というよりもめーめとの犬猿だ。この2匹のあいだの犬猿が解消されないかぎりわたしの夢みるみんななかよしすてきなくらし、は手に入らない。めーめはあまりにも焼き餅を焼き、モンティーヌはめーめにビビりキレ散らかし、正直に言うとお先は真っ暗。


夫がふと、丸太をとりに行くといいだしノコノコついていくと道端に本当に丸太が落ちていた。それを肩にかついで運ぶ。絵本でしかみたことのない光景を自分がやっていると思うとおかしかった。わたしがバカ笑いをしたせいか途中から夫はひとりで丸太を運んでみると言い出してしまった。

道中アカゲラがでかい木のどこをつつこうか考えているのをみかけ、蝶々マニア垂涎の貴重な蝶々だというギフチョウを3匹くらいみた。


午後から買い出しに行く、ついでにぬげたを車にのせて、発送をして、スーパーによって、でかい公園へ。

ぬげたは車に乗るのが好きだ。けつが重たいため車のうしろに飛び乗る際にけつから落ちることがあり、人間はぬげたジャンプの際、いつでもぬげたのけつを支えられるようにしておかなくてはならない。たまにそれでもだめでどすんと地面に落ちることもあるけれどぬげたはめげない。ぬげたはヤマト運輸のお兄さんととても仲が良いのでいつかなにかのはずみでトラックの荷台に飛び乗ってしまうのではないかと思う。ドナドナぬげた、つられていくよ。

うしろの荷台に乗って、通り過ぎていく景色を笑って眺めながらへんなハスハスをする。なにかぎこちなく歌っているようなへんなハスハス。買い出しの荷物と一緒に詰め込まれて、帰り道にあるでかい公園におろしてもらい、喜んで興奮してなぜか脱糞する。わたしもはじめて行った公園だったので喜んで興奮した。とても美しい広々とした公園で、夫はぬげたと何度か来たのだという。なぜわたしを連れてきてくれなかったのだろう。この公園に来たという話も聞いた覚えがない。そういえば小岩井農場で牛さんを見たいと引っ越した当初から言っているのに連れて行ってくれていない。動物園もだ。こういうのはぎゃあぎゃあこちらが言うんでなく主導をむこうに握ってもらい連れて行ってもらうというのがいちばん素敵だ。そういうちょっとのおでかけを忘れては甲斐がないというものだろう。

まあなんども行こうと言ったが連れていってくれないという事実が積み重なるとかなりしょげる。そうかあ、ぬげたはこんなきれいな公園に連れてきてもらったのかあ、わたしは初めてだけどね、しかもあそこ行ってみたいとわたしから言っての、だけどね。ぬげたは可愛いし犬だもんね、いいよねえ、わたしは猫になりたい。


帰ると窓ぎわでみんみがひかっていた。日向ぼっこをする猫はふわふわにひかる。特に春の陽の猫ひかりはもっとも良いと思う。ぬげたも昼間日向ぼっこをしていたが、ふわふわになるというよりも陽の加熱により犬臭さが立ち上がってしまう結果となりなんかちょっと残念だった。思わずくせっ、と言いたくなる感じだった。ぬげたを丸洗いするにはまだ気温が低いかもしれない。20度を超える日に丸洗いしよう。


アトリエのストーブを消して窓を網戸にすると外にやたらといることりたちを見に猫が集まる。背中を丸くおだんごにしてみっつならんでいる。ここによっつめが来て欲しい。

ヤン子はことりに興奮して眼を爛々とさせ、わたしがすこし歩いただけで後ろに飛んだり斜めに飛んで壁を蹴り異常な推進力でもって猛ダッシュするというヤン子特有の壁忍者ダッシュを繰り返した。室内飼いでよかった。ヤン子は妙な技もちなので、外に放ったらあのことりたちはみな食われてしまうだろう。生態系を守ろう。


アトリエのでかい窓ごしに、トラクターがぶんぶん仕事をしているのが見える。畑が始まったのだ。我々の畑はいつからだろう。石をとって肥料も土も買ってきてすき込みたいけれど、松本クラフトまで、というか六月の個展スタートまではがんばりきらなきゃならない模様だ。ぜーんぶほうりだして土まみれになりたいなあ。まあそれはいつか叶う。その日のためにいまはこれ以外できないっていうターンなんだ。







 
 
 

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