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ばけもの

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2019年5月25日
  • 読了時間: 2分

家にいたら基本なんかつくってて、

耳がお留守でもできるやつはBGMかわりに映画やらも流します

はやく英語聞き取れるようになりたいなあ(何年もかかるタイプの目標)


今日はどろろのアニメがアマゾンプライムにあったので垂れ流していました。

手塚先生の脚本力…まあいまさらいうまでもないですね。


生まれる前から親にその身を鬼にささげられて、それをすこしずつ取り戻してゆく男が主人公です。

生まれた時は、皮膚も目玉も手足もなかったの。

なのに生きて生まれて、生きようとした。

人に救われて武器や力を身につけて、あやかしやばけものを退治して、それで、なんかチープないいかたですけどばけもの退治ポイントがたまると耳が生えたり足が生えたりするんです。


わたしがみたところまででは、

まだ主人公は、人に救われて自分の力があることも、理解しようがないくらい、なにも揃っていない。

耳が聞こえるようになったくらいです。

ばけものを退治するのも、目が見えない分感じる魂の色(オーラ的な)やつで、キケン!っていうのんをたおしてるだけで、まだまだにんげんじゃない。


なんだろう、じゃあ。

ばけものと人間はなにがちがう、と思わせる?

わたしはわりと、ばけものより。

百鬼丸はどうなるのかな。

ちゃんとにんげんになれるんだろうか。

なにをもってにんげんというのだろうか。

手塚先生の共通テーマのひとつですよね。


ばけもの、そうだねえ

紙一重、でもねえんだろうなあ。

最近は、線や面で境界を考えないようにする思考実験中なんです。

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