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執筆者の写真すずめや

雑貨がやりたいの?の話

やばい製本がやばいねーーーーん

って言ってたら勝負に勝つんや!

ってとんかつをご馳走になりまして気合充分です。

ほんとふたまわり以上年上の友人(と言っていいのか、たぶんいいと言ってくれる)がひとよりちょっと、多いです。

甘えられるから嬉しいな。


いまやっているやばい製本のやつ

何百年単位で継がれてきた一族の紙を扱っていて、そこの現〇〇代目からじきじきのご依頼でして、たくさんのお弟子さんを輩出されています。

もうちょっとやみくもに、作るで生きていきたくてもがきまくっていたころ、ほんといま思うとすごい動き回っていて、今思えば畏れ多いぜ!!なんて大御所んとこにもわざわざアポとって、作ったものを持って、見てもらいに飛び込んでいた時期がありました。

技術てのは、作り続けていたら磨かれるものだから、いまみたら恥ずかしくて顔から火が出ちゃうかもしれない。

でも、作ったものを持って、社長さんや作り手さんのとこに、直接行っていました。


そのうちのひとつに、その現〇〇代目のお弟子さんとこがあって、そこで言われたこと。

もうばちばちかっこよくて、色気のある紙を作る方。

お店の空間からたたずまいから、ビシーっと決まっていて、いまもご活躍されています。


で、ものをみせて、技術ややりたいことやきもちも一通り語って、聞いてくださって、でもそのなかに、なんだ、コンセプトや、いろいろ、甘いものがありました。

まあ端的に言えばダサいやつですね。

そこで、

「これをわざわざ見せるなんて、君は雑貨がやりたいひとなの?」

と問うてくださった。



ちがう。

って、強く思った。

そのころはまだハンドメイドマーケットなんかの舞台しかわたしにはなくて、ちがうちがう、って思ったけどすぐには何も変えられず、ただ作り続けていました。

いわゆるクラフト系の作家さんたちの世界もちゃんとわかっていなかったし、デパートで作家の作品を売っていることがままあるなんて知らなかった。


知ってたらあっち!って思えたんだろうによく違和感だけかかえてやり続けたよな。

でもそれから、もので伝える、とか、デザインも一通り大学では学んだのもあって、言いたいことや伝えたいことをひとに伝わるように喋ったり、見てくれを操作して印象を伝えたりだとかに心を配れるようになりました。

ちがうのに、そうだ、そう見えちゃう。

そんな風に見えるように作っちゃった。って大きな反省と気づき。

そしてそのことを、伝えてもらえたこと。

や、厳しいことはその一言だけで、真摯に聞いてくださったし、その方がどんなふうに考えて作るかとか、ちゃんとコミュニケーションもありましたよ。


それはものそのもの、でなくて、見せ方の大事さ。

舞台や、シュチェーションから作り手が作ってあげること。

つたえるために。

誰だって、発表会の時は一張羅でしょ。ハレの日は。


でもここのところ、ハレとケのあいだの、ハレよりケよりたくさんの日々の、美しさをどんどん上げていきたくて身辺を整えています。

美しいばっかりのなかなんて、贅沢だけど。

ケの美しいを、じゅうぶん知れたとおもうんだ。

だからつぎ、もっともっと。


はあ

やっぱいま、文章でかなりリフレッシュできています。


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