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執筆者の写真すずめや

耳飾りをかうこと

更新日:2019年4月12日

ずっとピアスの穴あいてなかったんです

あいてると思ってた!!と言われ続けて30年、てことでことし、3つ開けたんです。

血がだばだばでるんじゃないかなって、ビニールしいて全裸で穴を開けたんですけど一滴も血は出ませんでしたね。びっくりしたし寒かった(二重の意味で)。


装身具、のなかで、耳飾りって個人的に一番意味がわからなくて

指輪は誓い、首環は縛り、腕輪は慰め、なんてなんとなくおもうんですけど耳飾り??って思っていて、わかんなかったのであけました。

自分からは見えないし、穴開けてまで?わかんない飾り?って思っていたのですけども


開けた理由のもひとつは、好きな人たちが耳飾りを作っていること

そばにいられるっていいやん。って

それからせっかく似合う!ってもらったイヤリングを無くしたこと。


ここんとこの訃報続きでゲロ落ち込んでるんですけど、ほんとに、すきあらばボロって出ちゃうんですけど涙が。

体に穴を開けてまで迎える先を作った装身具って、なんか、一部ですね。これたぶん、刺青も入れたら一緒だろうな。


気持ち悪い感覚かもしれないんですけどポロって出ちゃったら耳飾りを触ってあー、あのひとのつくったものがそばにある、って落ち着くんです。

穴は3つ。その場、場面で、たくさん集めていきたい。


環境デザイン学科ってとこにいて、

訃報が続いたのはそこの先生方なんです。

衣食住の、住を司る。

そういう意味ではノートもそんなに外れてないと思っている。


くらしごと、美しいこと。

日々目に映る、それぞれを仕上げて世界観を作って行くこと。

それは俺が正しい!の絶対正義では決してなく、心地よさを共有するために、美しいをつくるために、どんな勉強や気苦労や心配があったか。

それでもひとびとの日々が少しでも、美しくあれば、そのボリュウムがたとえばチャンネルであれば、1メモリでもまわせれば。そのための装置を作れたら。

いや、そんなのがないからってんじゃなくて(あるだろうし)、個として生まれ落ちて人間としてここまで育ってきたわたしのこたえ、っていうか。


ああ。

そう、だから、うん

美しくあることを、ちゃんと教えてもらっていた、せんせいふたりともに。

伝えてもらっていたんだ。


耳飾りをてにいれた

美しくあろう

彼らに恥じぬよう、いや、彼らの作品が映えるよう

わたしにはみえないけれど、この体を貫いている装身具。


手を借りる

立ち直るために


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