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執筆者の写真すずめや

意識的にだらけています

京都に無事帰り着き、12月からひたすらトップスピードでのマラソン状態でした。

よくあんなに興奮状態を保ったよね、しみじみ。


名古屋、すごい幸せだった。何度も言ってしまいますけども。

年末からにかけてのいろいろ、荷物やらイベント参加の後処理やら、もうそろそろひと段落がつきそうで、またあたらしく一年がはじまります。

昨年まで、というか京都に来てからの12年間3が日はお外に出ません状態を保っていたのにそんなこと思い返すひまもなく地元で年越し、元旦搬入、夢のような日々。

幻でなく確かにあったんだよな、有難いなあ、ふしぎですてきだ。


12と13のあの呪いがいまきっと解かれているのだと思います。

13は、始まりの数字。そうやって自分で縛ったんだった。

悪魔のことを信じたくなくって、いるにはいるんやろうけども、嫌わんかってええやないかと、誰にでもそんなところはあるに決まってる、それを救いに、開く扉の数字に置き換えて、あの小さな小屋を建てたのでした。

それがつながって何年も後にわたしを救った。

やっぱりふしぎですてきだなあ。


今夜は弾丸、夜行バスで往復、東京にゆく。

丸一日美術館をめぐるんだ。

まずはあの、穏やかで静かな風景を撮る写真家に会いに。

そして天文学を印刷して、後世に残そうとした人々の軌跡をたどりに。

ルイヴィトンの7階まで登れるように、仲良しのお姉さまからギャルソンのコートをもらったの。

30年も前のものだとか、でもこれであの青いインスタレーションをみにゆける。

フェルメールも、ムンクも、フィリップスのコレクションもみたいなあ。

きっと脳みそはパンクするだろうなあ。

ああそれでもこんなふうに、勢いづいてバスの予約をとっちゃって、

きっと会わなければならない作品があるのだろう。


会わなければ、といえば。

名古屋の搬出後、そのまま宿をとって、美術館にいって紙の温度さんにて仕入れをしようとして、その道すがらに神の使いのようなひとに会ったんです。

堀川?におおきなしろいがちょう(とその人は言った)が浮いていて、それを写真に撮ろうとして、耳にさしていたイヤフォンからは春の祭典が流れていました。

手を振ってとめられて、耳からイヤフォンをはずすと、向こう岸に寒桜が咲いているからあれをこうやって構図におさめて写真をとりなさいなと言われました。

香嵐渓のまえに、そういえば四季桜をみたくてみたくて諦めたから、びっくりして言われるがままにとって、そしたら熱田神宮にいきなさいって言われました。

紙の温度さんは熱田神宮がもよりだからまたびっくりして、

熱田神宮には楊貴妃のお墓の石があるから、そこに三回お水をかけて。もっと美人になれるから。って。

その奥をすすんだら、清廉な魂を祀っているお宮があるから、そこに挨拶に行ったらいいよって。

急に話しかけられてそんなこと言われて、でもすごいにこにこした素敵なおくさまで、手入れの行き届いた犬をつれて、もう目の前がちかちかして。

いつかえびすなるイベントで、熱田神宮はごったがえしていて、たぶん彼女に言われなかったら寄らんかったやろけど、ゴロゴロひいて言われた通りにおまいりしてきました。


あとから落ち着いて調べたら、強い剣で迷いを断ち切り、世界を平和に変えてゆく、といったようないわれのあるところなんだそうで。

まあこれはいろいろ調べて総合的にそうわたしが解釈した、という結果ですけども。

また奇跡にあってしまった。

ほんとうに、わけのわからんことだったな。

また時間が経てば、このときのことの意味がわかるのだろな。

でもなんとなく、近くでわかるような気がする、こんどは。


アルヴァアアルト、名古屋市美術館でやっているよ。

図面てんこ盛りでちょっとマニアックですけど、わたしは楽しかった。

理系脳をおもちの名古屋近郊の皆様方におかれましては、ご存知かもしれませんけどもお勧めいたしますです。


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