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執筆者の写真すずめや

恵文社ありがとうございました

ひさびさの京都、

あたたかいいつものみなさま、

またはじめましてのみなさまもありがとうございました。

頂戴したおやつでお昼が済んだくらい、

差し入れもありがとうございました。


京都、京都。

ずっと住んでいたのにここと岩手の差にくらくらする。

ここに住んでいた人間があそこに根付くのって、もう他人事みたいな不思議な感じ。


背中をぺったり貼り付けあって立っている建物、その中にそれぞれの暮らしがあって、隣同士の距離がこんなに近くて、バスに人がたくさん乗ってて、小さな植木鉢が玄関先にささやかに置かれていて、公園にはいくつもの人のかたまり。

わー、わー、人が多いぞ!

いつかのわたしもその風景のなかにいてそれを構成するひとりの人間だったというのに。

それが暮らしだったというのに。

ほらその道、よく自転車で通ったでしょ。

うん、そうだね、そうなんだけどね、

それはどっか違う本に書いてあることのようで、

今開いているわたしの本と違うとこにあることみたいで、

前編後編というのでもない、なんか違う本のことみたいで。


なんだろうなあこれはなあ。



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