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執筆者の写真すずめや

夢のような四日間

北海道東川町での"旅するcrefes"。

前日設営をふくめの四日間。


そもそもが関わる誰とでもプライベートで遊びたいって思えるくらいいい人たちばっかの集まりであり、みんなで北海道にこれたってだけでかなり楽しいわけだけれども、イベントを主導してくれた作家さんがほんとに駆けずり回ってくださって、お客さまで賑わって、おいしい飲食物のブースもあって、みんなにこにこして、なんか、行商作家としての究極のよい仕事、というのを見た気がした。

crefesというのは主宰のクリエーターズネットさんの集まり、クリエーターフェスティバルの略である。

本当に素晴らしい、楽しい楽しい旅するcrefes、であった。


行商といってもわたしはいつも用意された箱に相乗りしてる、もしくは間借りしてお邪魔してる、っていう状態ばっかりなんだけど、場づくりから自分たちで作って成功までもっていくって、途方もない労力だ。

主導してくださった作家さんは周りに助けられて、と言うけどもしそれが謙遜なしの事実だったとしてもそれも人徳のなせる技であり、人徳というのは人間のいままで生きてきた人生まるごとの時間による蓄光であるため、あの会場の輝きは彼女の輝きである。

作家みんな口々に、天国みたいな仕事、なんてこぼしていた。


仲間うちではもう1ヶ月ちかくも北海道に滞在している人もいて、今日帰るにしても夜の便で帰るとか、前々日から北海道いりして旅を楽しんでいたりとかしていて、引き換えわたしは前日入りで終了の次の朝イチの電車で空港まで飛んでいって神奈川いりである。

ほとんど北海道らしい風景や体験はできなかった。

あんなに素晴らしい空間にしてくれた町をもっと楽しみたかったなと心底おもう。

それでも滞在先のホテルから会場まで片道40分ほど、かわるがわる送り迎えをしてくれた作家仲間たちとの道中を考えるとわたしの今回の北海道はそれだけでよかったのかもしれない。

北海道在住の作家さんや、フェリーで荷物を運んできた作家さん、レンタカーなど、今回はみなが車移動をしていた。

わたしは下調べの段階でバスの目どころをつけていたので全く気にしていなかったのだけど、みんなに気にかけてもらって末っ子ってこんなかんじかなあと、毎日誰かに甘えることができて嬉しい日々だった。


一転して丸善さんでの一週間がはじまる。

こんどはいつも通りまじめに仕事仕事、ってかんじの一週間になるだろう。

このギャップで風邪をひかないように気をつけなきゃならない。


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