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  • 執筆者の写真すずめや

愛知へ

明日からの岡崎市への出展のため飛行機に乗る。

ばたばたして読みかけの本を置いてきてしまった。

ぼけっとしているとマリのことを思い出して悲しくなっちゃうのでだいぶ痛いミス。

まだ沈んでいる場合じゃない。


秋が少しずつ近づいてきていて、

昨日も今日も朝晩はだいぶ冷えた。

そろそろ長袖のインナーでもいいのかもしれない。

美しく深い冬が、はやくこないかと待ち望んでいる。

今年の冬は、冬籠りをするのだから、そこでようやく一息つけるはずだ。

マリのことを思い出して、それは15年間を振り返ることで、振り返るとなんだかずーっと走っていたようで、そろそろ休みたいなあとただ思う。

こんなふうにしょぼくれてしまって、自分じゃないみたいでへんなかんじ。

冬籠りができるほどのお金はまだないのに、だからまだがんばらなきゃならないのに、もうなんかぶん投げちゃいたいなあと思ったりする。


こんなことを吐露したらまた優しい誰かに心配をかけるんだからよくないわと思いもするけれど、なんでもお好きにかいてください、と白紙の本を作っているのだから、こうして丸出しにすることで誰かの気負いを減らしたりすることになるかもしれないとも思う。

文房具とか商品とかである前に、作家もの、個人の作った作品なんだもの。

作った本が、ノートが、あなたひとりだけの小さな世界、かっこつけなくていい場所であるといいなと思う。


マリがいなくなってから、山の中では雨が多い。

かみさまも泣いてくれてるなんてエゴイズムにまみれた感傷を抱いてしまう。

よくない、よくない。

でも三男坊のメリがめちゃくちゃなストーキング気質なのですごく助かっている。

つねにわたしを見張っているかんじでそばにいる。

呼ぶと一緒に来るし、ちかごろは紙をくしゃくしゃにして投げるとそれを追いかけてくわえてまたこっちに持ってくる。

犬みたいな猫だ。

お風呂場にもトイレにもついてくる。

おしゃべりも多く、こねくり回しても物怖じせず、強い。

すごく助かる。


次男坊のミリはだんだん王子様みたいになってきた。

仔猫のころは床板を食いちぎって脱走していたのに、ちかごろは身のこなしも優雅になってきたし、1人の時間を大切にするタイプ。

マリが食べきれなかったご馳走たちの味をしめて、ただのカリカリを食べなくなった。

美味しいやつじゃないと食べない。

メリはなんでもぼりぼり食べる。

ミリもなんでもぼりぼり食べていたのに、ねずみだって取っていたのに、なんだかお上品になった。

仔猫のときはぼりぼりと食い散らかしてカリカリのかけらを撒き散らしていたのにちかごろはおちょぼ口で食べているみたい。

気弱だからメリの挙動をみてびびって我が身を振り返ったのかもしれない。


夫はマリがいなくなってからずっとシェフが作るやつみたいなごはんを作ってくれる。

共感の言葉とかねぎらいの言葉とかが言えない人なのでたぶんその代わりなのだろうと思う。


家族みんな元気でいるのやからわたしも元気でいたいなあ。

とりあえず人前に立つのはきちんと頑張るぞ。

いまから風船を膨らましておかなきゃ。



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