あのこは すぐに かける
鳥の羽毛のふくらみを思わせるような笑顔で
いつもなにかに感激している
あのこのすてきは明朗だ
よく うたう
かなしいときにはおどけている
せなかを丸めてうずくまるものの
そばまで すぐに かける
あのこの心臓はいつでも時計の刻みよりもはやく打っていて
たまご1つとかわらない大きさであるにちがいなく
わたしはあのこのひざこぞうをみると
あのこの心臓をおもう
あのきずをきれいに治してくれた心臓
くるぶしよりも上までの靴をはいて
きょうもあのこはかける
靴でかくれているあのこの足首を
わたしはいつもおもう
あのこのかくす
足許の歯車
アニー
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