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執筆者の写真すずめや

鴨ビアー

2日間の営業を終えました。

お越しくださった皆さま、ありがとうございました。


商品は玄関先にまとめて、見えるところで作業しながらお客様のお越しを待つ、というスタイルをとってみました。

やってることはそんなかわらんのですが、

やっぱりお店を開けているとなんだか背筋が伸びる気持ちです。

最近は猫背の前のめりで作業作業作業というかんじでしたので…。


店頭に置いているいらっしゃいませ帖の、かいてあるページがふえました。

心機一転、とおろした日々の売り上げ帖の、かいてあるページも増えました。

こうやって綴る日記も増えます。

観測上は時間の流れ、秒針の動きは変わらないんでしょうけれども、

ひさしぶりに自分がここに暮らしていて、

ここで作って生きているんだなあと改めて思った2日間でした。


家で店でアトリエだなんて、贅沢な暮らし。

ここで作って生きていて、立ち寄ってくださる方がおられて、一方で例えば北海道なんて遠いところに、市バスの片道運賃くらいの値段でノートを送ったりして。


時間も距離も関係ないところで動く世界、

時間と距離に制限されて動く世界、

実際に人の顔をみるコミュニケーションと、

ぜんぜんそうでもない関係。


世界は多面的、というよりやっぱり球、いやいやもっとつかめない、大気の層のようなもの。

数学の問題で出てきた、点Pの居場所で求める解を捉えるような。


営業を終えて、鴨川にビールを呑みにきました。

目の前には刻一刻と形を変える雲

同じ場所にはいない川の、流れ。

ここに水があります、

かき混ぜたら渦をつくりました、

さてこれは、水でしょうか渦でしょうか?


満月の前の夕暮れを見届けたら、おうちに帰ります。


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