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執筆者の写真すずめや

まえのり

夕方からの虫たちのオーケストラは鈴の音協奏曲となりました。

秋が少しずつ近づいている。

夏のオーケストラの騒がしさも好きだけれど、りりと鳴る音の響きはやっぱり格別。


25日からの京都出張のため飛行機を待っている。

間違えて一日はやい飛行機をとってしまった。

しかし今月はのっぴきならない金欠のため一日どこかにいこうというかんじでもない。

ちょうど京極夏彦先生の百鬼夜行シリーズにはまったところなので宿で読書に耽るつもり。

催事や卸では売り上げの入金日が1ヶ月や2ヶ月先になるのだけれど、今月はそのタイミングを勘違いしており火の車なのである。

月末の支払いが怖い。

ということで今回の京都出張は現金のみの取り扱いとなります。


こういうピンチのことをいうのってどうかしらと思っていたけどちかごろ読んだ内田百閒先生のエッセイ集、御馳走帖には色々なことが赤裸々と書いてあり、おかしみとかなしみないまぜであり、こういう態度もありだなと考えるに至った。

明日になればこのブログの公開を後悔することになるかもしれない。

まあそれでも15年やっててもう忘れちゃったような恥も晒してきたと思う。

だからこれもその一部になるだけだろう。

ほんとは民族博物館とか海遊館とかにいって上質なインプットと洒落込みたかったところ。

これもなんかの縁と思うしかない。

家にいても出張に出てもなにもせずじっとできる時間なんてほとんどないのやから強制的に休むのがいいのかもしれない。


もう書いちゃったついでに不安を吐露するけれどお金を貯めるというのができたことない人生だった。

引越しのためにちょっと貯められたくらいだが、新しい暮らしは思ったよりずっとものいりで、あっという間になくなってしまった。

数字と事務にめっぽう弱い。

しかしもういい年齢だし今年は冬籠りもあるのやからちゃんとせなとずっと思い続けている。

今月のピンチにより冬越えへの不安が増した。

ほんとにちゃんとせなである。

来月こそちゃんとせな。


毎日休みなく働いているというのにこういう状態に陥る。

手も早くなったしお客様にも恵まれている。

儲からない仕事ではあるけど。

お金の使い方が下手くそなんだと思う。

猛省して、また来月だ。

まあ20年ちかく悠々自適の一人暮らしだったのが、急に大黒柱になったんだからしょうがないとしてこれからがんばるのだ。

それでも猫は笑って寝てるし、ご飯は毎日食べられている。

前を向いて進もう、おー。


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