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すっきり

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 1月10日
  • 読了時間: 3分

なんだかぶすぶすにくすぶりを抱えていたのがここのところすっきりと晴れた。問題が解決したとかそういう具体的なものでもないのだけどケセラセラモードに入った。なるようになる。結局いつも同じでやり続けるしかないんだから。


日本いちのクラフトフェアと名高い長野は松本のまつもとクラフトフェアに応募用紙を出した。提出は期限ぎりぎりだったけれど、それは名古屋でまつもと出展作家に応募用紙の書き方をあーだこーだと教えてもらっていたから。審査があって、落ちたら行けない、受かったら行ける。


手製本というのはクラフトや工芸のジャンルにおいてとても作家数が少ない。生業にしている作家さんにお会いできたのは18年ほどの作家人生の中で片手に足りるくらい。だからずっと、工芸作家たちの舞台に憧れていて、でも諦念が先にあって、憧れているだけだった。

普段でている百貨店や丸善さんでの催事よりも、頭の悪い言い方になるけどクラフトフェアやギャラリー展示というのは高尚なかんじだ。バンドマンに例えたら対バンライブハウスとワンマンドームや夏フェスみたいな差だろうか。

自分を鼓舞しなければ卑下する根の性格があるのでわたしなんかがといろいろな理由を引っ張ってきてはむりやり諦念を育てていたところがあるんだけど、去年は浜松や花巻のクラフトフェアに出たのだし、夏はカフェギャラリーで個展もやらせてもらったのだ。それは諦める理由のいくつもを潰してくれた経験だった。


加えてたまたま、まつもとクラフトにレンタルテントのブースがあることと、宅配の搬出入が可能だということを知った。わたしははなからそのふたつは無いものだと思い込んで調べていなかったのだ。ところがこのタイミングで知った。

レンタルテントと宅配ができるのなら公共交通機関で向かうことができる。わたしは運転できないし、もしできたとしても我が家に一台しかない車をひとりで遠出に使うことは不可能なのだ。家族に何かあったら困る。わたしは憧れのまつもとクラフトに、条件面でも精神面でも挑戦できることがわかった。


だから応募用紙を出してきた。

結果がわかるのは2月下旬なのだという。

それはいったい何日なのだろう。

聞き回ったところ、作家仲間はふつうに毎年出している人も落ちたり受かったりしている人もいて、みんなわたしのようには気にしていないようだった。クラフトフェアへの経験値が高まるとしれっとした感じで落ちたも受かったも語れるようになるのだろうか。わたしは応募用紙を出すというだけでこんなにざわざわして大騒ぎしているのに。







 
 
 

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