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  • 執筆者の写真すずめや

静岡ありがとうございました

引越してからはじめての遠征。

前日に静岡いりをしましたが、豪雨で1時間ほど足止めを食らうほどの大雨続き。

でも朝割ったたまごがふたごでしたので大丈夫でしょう…などと呑気にいることができました。

途中お尻が痛くなってきたころは悲しかったけれども…。


事前に調べておいたホテル近くの地元感溢れる居酒屋にいこうと興奮していたのですが、ウェルカムドリンクで静岡のクラフトビールを頂戴し、まあなんでもいいやとなってホテル直結の居酒屋さんで簡単にごはん。

山から降りてきただけだというのに、人の波に疲れてしまったようで、お化粧も落とさずばたんと眠りました。

山にはとんぼやかえるしかいないもの。

見たことないくらいたくさんとんぼもかえるもいますけども、都会の人間はそれよりずっと多くてくらくらしてしまった。

前から知ってる世界だのにね。


今回はひとさまにお手伝いをお願いしたので至極順調、疲れることもなくなにもかもがスムーズに笑顔いっぱいでおしまいになりました。

100以上持ち込んだにじみもまさかの完売、なにが起こっているのか、まだまだよくわかっていない当人です。

空いた荷物のスペースに、いただいた愛溢れるおみやげを詰め、ついでに重たい宿泊グッズも詰めちゃって、軽いリュックで新幹線に飛び乗ります。

お祝いにパートナーの大好きなうなぎパイの一番大きいのを買って、おっきなビールも買って。


東海道新幹線、東京までは街の雰囲気。

人間社会のお急ぎ、よそゆき、しゃんとしたかんじ。

駅弁と追加のビールを買って、秋田新幹線のホームに移動すると、なんでだかぽかんとした空気。

人の数はそりゃあるけれども、午後8時を過ぎたホームには東北に帰るひとばかり。

乗り換えの時間も20分やそこら、ぜんぜん普通に待ちますけどもと、くたびれた人のためのベンチもごく少なく、キャリーを持っただれもかも、しんとふつうに立っている。


京都にいたころは駅のホームは人間観察の格好の場でありました。

酔っ払い、派手好き、地味好き、おしゃべりに溢れて、なにもしてなくてもたくさん情報が入ってきて、くたびれているときはいやいやをするためイヤホンをつけてシャッターを下ろすというかんじ。

なんだかこっちはちがうみたい。

おんなじ東京駅で、ただホームの変わっただけだというのに、こうも違うかと不思議なかんじ。

座席の前に座った人も、こちらにわざわざ身を乗り出して、にこっと笑顔で目を合わせて、ちょっと席を倒してもいいですか、と言うのよ。

かたちだけのひっそりした声かけだけで、ぱっと席を倒す人にばかり会ってきたからびっくりしました。


東北にきたばかりだから何もかももの珍しくて特別に感じてしまうのかもしれない。

それはまあ、あるとしても、でも、こういうところに住んでいるんだってまた忘れたりしないように書いておこう。


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