いつもあんまり作らない御朱印帳を作っていて、いつもあんまり触らない機械漉きの和紙を触っていて、その白さに、この間、好きな言葉を綴る人と話していたことを思い出していました。
なんと遊びに来てくださったのだ、嬉しかった!
本を眺めたり思考の話や音楽の話をしたりして、そいでそのなかにひとつあったこと。
白のもつイメージ、純粋、精廉潔白、花嫁の衣装や極楽に行く人に着せる白のイメージはどこからきたのか?
昔からみんなが知ってるもの、
たぶんそれを踏襲したんだろう。
どうも世界中で白のイメージは似ているように思うので。
日本は白無垢、ヨーロッパのウェディングドレス、綺麗でまっさらなもののイメージ。
だけど自然界にそんな白はどこにある?
雲の白とはなんか違いますよね、
もっと静かで平坦なイメージ、
白骨とかどうでしょう、
綺麗に白い骨になったのを見つけたら、イメージにちかいかも。
太陽光って白いです、
でもあそこまで生命力!みたいなかんじでもないし。
花の白もありそうな気がする、
イメージに近いのは百合の花弁の張りかな。
紙や布は肌理、って言い方しますよね、
確かに皮膚のかんじって白のイメージに近いかも。
では白色個体ってことでどうでしょう。
あ、確かに。
ここにあるのにないような透明感、
白の持つ存在の儚さ。
少し汚れたり混ざったりするだけで白じゃなくなっちゃう、みたいな厳密さ。
こんな問答は答えなんかなくて、
そもそもこれはどの範疇の疑問なんですか。
民俗学?社会学?色彩学?芸術の話?
わかんないけど
思考が合うのでこんなぼんやらとしたイメージについて言及しあえるんでしょうねえ。
なんつってちょっと恥ずかしいなあ。
なにせ彼女が好きですからねえ。
今度は勇気出して酒か飯に誘っちゃおうかな。
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