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  • 執筆者の写真すずめや

東からの風

今日もすごい風の日だった。


自然のおおきなちから、

というのに日々驚かされているけれど、

考えてみれば風というのはあんまりいままで意識したことなかった。

火、陽、水、地、なんかはわかりやすく思っていたけど、うん、風ね…風…くらいに感じていた。

でも岩手に来て風というのはなんと強いちからかと思う。

季節の変わり目には大風が吹く。

全部を塗り替えていくようだ。


今日の風で枯葉が飛ぶのを見た。

木枯らしのときみたいにいちめんの枯葉吹雪じゃなくって、

蝶が飛ぶように小さな葉がいくつか飛んだ。

きっと芽吹きの上に覆いかぶさっているような少し浮かんだ葉が飛ぶのだろうと思った。


陽のほうにむかって伸びる葉もたくさんあるけど、木蓮みたいに芽吹きまで時間のかかる大きな蕾なんかはどうも風の吹くのをいなすように体を曲げているみたい。


まちなかにいた一週間。

なんて時間の流れる速度が違うだろうと本当に不思議だ。

お昼までで都会のいちにちが終わったような体感。

本当に時間泥棒はいるのかもしれない。

人の多いところにいれば実入りがいいだろうから、時間泥棒の数も人の数に比例するのかもしれない。

それとも時計の針をまわすアルバイトの人が、こっちには少ないのかな。



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