絵の具にだだはまり中。
いやずっと好きなんですけど、
製本のための絵の具から、
絵を描きたいの絵の具へのきもち。
表現者としてのきもち。
思えばせっかくの、親元離れた20代、芸術大学に通って、結局就職もせんとずうっと製本やっていて、そう、そんときのね、あっためていたというか、そんときに畑だけ十二分に肥やしておいたのに、芸術や表現の作物は育てなかった。その畑に急に製本畑から種が飛んで、ぶわわと育って広がってゆくようなかんじ。
恋か愛かと言われたら、恋です。
製本は日々。
わたしのライフワークだ。
これとともに生きてゆくのです。
それがいい。
表現には、いま、恋。
夢中になっちゃって、夜中にもかかわらずメール送っちゃうような、四六時中、そのひとの顔があたまから剥がれてくれないような、支障だな。
そんな気持ちで毎日は、過ごせないよ、疲れちゃう。
だけど鮮やかだ。
この恋を呑み込んで昇華したいな。
いまある愛に、彩りを添えられるのではないだろうか。
ねえ歳を取ってもふたり、手を繋いで歩きたいわね、なんてそんな終末。
そうなればいいな。
作ろう、描こう、そうしよう。
呼吸のため、生きるため。
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