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大阪で遊んでるよ日記続き

執筆者の写真: すずめや
すずめや
8月24日
読了時間: 3分

未だ引き続きうめだ阪急での行商の日々を過ごしております。百貨店で販売をしたあとはお楽しみの時間です。


京都にいて、まだ製本で飯が食えてなかった長い時代に働いてたとこのバイト先の後輩が誘ってくれて酒を呑みに行った。出会った頃から約10年の時が流れたという。出会ったとき、彼はまだ19歳だか20歳だったんだそうだ。ヒヨコは初めて見たものを親と思ってあとをついてくるというがたぶん若かった彼が初めて見たいかれた大人がわたしだったんじゃないかなと思う。京都から離れて5年も経つのにちょくちょく関西での出展に顔を出してくれている。わたし好みのきたねえちっちぇえ居酒屋で話に花を咲かせる。若い子の恋の話ってなんでこんなにいいのか。栄養がある。

歳上なんだし多めに出そう、と構えていたのに今日はご馳走しますと強く言い放ってくれてそれがなんだか出会ってからの長い年月で彼が身につけた大人なんだなと感慨深くなった。ちょっとだけ出させてもらう形でお言葉に甘えた。


クリフェスのボスとパイセン、タコベルの彼女と四人で彼女が予約してくれた多国籍料理の店でゆったりといろいろ知らないものを食べる。中東のごはんがメインなんだそうだ。ビーツにヨーグルトがかかっていたりフムスがあったりじゅわじゅわのエビパンというのも食べた。それからわたしは女の子が串物を食べている様子を見るのが好きなのでさりげなく彼女の前の席を陣取り焼き鳥を注文した。だが彼女はあまりにも美しく食事をするので、わたしが見たかった焼き鳥の肉を串から外すときに見える犬歯とくちびるのゆがみが見られなくて残念だった。なんでだったか忘れたけどずっとトイレの話をしていた。


今日は梅田地下のカレーの名店ミンディにみんなで行った。ミンディのマスターピースはチキンカツカレーだけど夫が自分一人のためにトンカツを揚げた画像を送ってきていたのでロースカツカレーにした。しかし歳を経るごとに、これならいけるやろ、と思った外食を食べ切ることが難しくなってくる。食べ切ったけど食後にちょっとゲーしてしまうんじゃないかと心配した。

今日は菊田さんがなんか遠くからでもやたら反射するキラキラがついてるTシャツを着ていて、シホさんがキャバレー野郎と呼んでいた。キャバレー野郎はL字のテーブルの凹んだ方の角っこの丸椅子に座っていて、食後の歓談中キラキラしたまま足を組み背中をそり返した姿勢のまま喋っていたのでほんとにキャバレー野郎だなあと思った。


帰り道、みんなで店を出て足を進めてそれぞれの駅や出口にむかう。またあしたね〜と子どものように手を振って、きっとその通り明日が来る。明日は最終日だから、こういう日々ももうおしまい。

梅田の地下には二万人の人間がいると防災のポスターに書いてあった。わが雫石町の人口は一万五千を切っている。町内全員が束になってかかってもかなわない人だらけの大都会で、明日を約束する人たちと過ごし別れる。

 
 
 

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