(作業に煮詰まった)
まあ大なり小なり、闇は誰にでもあるわよね。よね。
というか、闇に大も小もありませんわよ、とも思います。
人それぞれのキャパがあって、こんなことで、って思っちゃうようなことも、あなたにとって大きいなら、そんなことは悩まなかったってよくて、ただ闇だけ見たらいい。
妙にむかしのことを思い出すんです、なんだか。
なんだなんだ、ってくらい。
こないだ友人と呑んでいたときに、ほんとに、あとからびっくりしちゃうくらい久しぶりに、闇のことを話してしまったのです。
いま、本当にわたしは幸せで、やりたいことをやれるような舞台もあって、成功も失敗も両方とも楽しめるほど強くなった、と思っていたのに。
というかじっさいにそうなのに。
毎日目まぐるしくて、いまを生きているのに精一杯だと、そんなふうになれてよかったと、毎晩寝る前に思うのに。
わたしの闇は、生まれつきで、どうにもできないタイプのやつで、だからひとりで結局たたかって、咀嚼して、昇華したはずだった。
けれど。
90パーセント幸せで、150パーセントの愛をひとから受ける毎日で、受け皿をマックスに持っていっても足りないくらい、嬉しいばっかりなのに。
むかしのわたしがみたら、本当に、信じてくれないくらいなのに。
のこりの10パーセントが、呪いのようにまだまだわたしを縛っているのにまた気づいてしまった。
そうでなければならないと、思い込んでいる。縛られていなくてはならないと。
次の一年は、この呪いを解く一年にどうかなりますように
というか、するんだ。そうしよう。
おんなの呪いを解くのは、だいたい真実の愛のキスとむかしから相場が決まっている。
祈りの最上級のかたちは口付けだとわたしもおもうよ。
いつかの物語を描いたみなさん、わたしも、そう感じるし、信じるわ。
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