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執筆者の写真すずめや

住みたいとこのかんじ

写真家のマイケルケンナさんが好きなんです。

彼の、静謐のかんじ、寂しさの空気感が好きです。

彼の撮る風景のようなところに住みたいのです。

人工物が少なくてひらけた寂しいとこに、できればよいひとと猫と3人で、家を作りながら生きたいなあ。

体躯だけがあるようなぼろぼろの始まりで、壁や屋根や床を作りながら、蜂の巣作りみたいに、ちょっとずつすみかをこさえていくような。

とんてんかん、家を作っている音が響くような場所。

庭か畑があって、たべるものをそこで育てて、お花もそこからとってきて。

ちょっと不便なくらいのとこに、年寄りになってふたりでよろよろ帰る。

その風景が写真みたいに、おさまるようなひらけた寂しい場所。

雑木林があってもいいな、丘の上でもいいな、森の中なら葉が散る樹の中がいいな、川のそばならその河原、大きな石がごろごろしてるよなとこがいいな、原っぱなら、せいの低い草花の生えるところがいいな。

とりとめもない話。



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