きのうは次男坊と三男坊が長女マリのお気に入りだったソファにのぼって人間のおかずのお刺身をかっぱらおうとした。
もうしょうがないなあって言って小さく小さくお刺身を切ってあげた。
マリはすぐ人間のおかずをねだる猫だった。
このふたりはあんまりそういうことしない。
だから久しぶりにおかずを猫にあげた。
マリがここにいたのを、しっかりとした手触りとともに思い出した。
彼女が天国に行ったこと。
寂しいけど、寂しい寂しいだけじゃなくて、あったかい思い出にもなりつつあるみたいだ。
そのことに対する寂しさもある、あるけど、でも、大丈夫になってるなって、わかった。
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