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  • 執筆者の写真すずめや

インプットの旅ふつかめ

うおお

りっぱなねずみが走っているのをみました

さすが都会


朝はお互い酒が残った状態でふらふら起きたり寝たり起きて、お風呂をお借りいたしまして、アッ、ここひとんちやな…ってしみじみいまさら思ったりして。

お風呂場からでましたらワッフルがあたためてあり…

珈琲に牛乳までいただき…

テレビジョンにはねこちゃんがひたすら可愛いだけの映像が流れており…

となりには友人…

なんだこれ…めっちゃ家やん…


ご出勤に合わせてわたくしもともにでまして

東京のバスの乗り方をおしえてもらった

途中で値段変わったりしないんだ!

ほんで前から乗って先払いだよ!

システムがかしこいわ!!

電車もそうだけど人が多いから本数が多くて乗り換えがぜんぜんくじゃないですね。

でもなんか、話したんですけど東京のひとたちのほうが時間に余裕もってどっかに行ってるかも。

個人的な性分もありそうですけど〜

わたしは5分前着とか狙いがちなんですけど、公共交通機関が発達しているといろんな事情で遅れたりもするから時間に余裕もつのがなんか、当然、みたいな感覚あんまり持ち合わせてないやと思って。


ほいで途中でお別れしまして、

上野へ。

上野へ。


ゴッホです。

彼についてはいろんなひとがいろいろに語るけど、最近読んだ川上未映子さんのエッセイ集に入ってたゴッホに対するお手紙みたいのんがめちゃくちゃによかったですね。

七転八倒、いろんなきらきらつかまえて、みつけて、めっちゃ弟にお手紙かくんですよね。

わたしもめっちゃかくタイプですわ。

なんて共通点を一生懸命さがしちゃったりして。

影響される、ってあの、会えるの話もそうですけど、あとこないだ読んだ漫画(左ききのエレン)にもそんなのがでてきたんですけどね、影響されるほどのものに影響をうけられるほどのじぶんで出会えるってそれはそれで縁とか運命の仕業とおもうですよ。

であえたもの。

それに対してどうする。


"そうだ、僕は絵に命を懸けた。そのために半ば正気でなくなっている。それも良いだろう。"

弟さんに宛てた手紙の一部。

もちこんだノートにかきとめました。


農民をとらえること。経済的には恵まれなかったこと。死後に大絶賛をうけたこと。陰影をみつめていたこと。

は、宮沢賢治との共通項ですね。

でも宮沢賢治より、なんだ、不器用な真っ直ぐさがあるかんじ。

柔と剛ですかね。

剛というかんじでもないか。


そいでなんか、さつきまつりってのがやってて、屋台やら盆栽やらの出店がでていて、5月生まれなんでさつきってのに嬉しくなっちゃって、すごいでかいハンバーガーをかって木陰のベンチにゆきました。

すずめがとまってたベンチにしましたが近づいたら逃げちゃった。

ちょっと離れた木陰だったんで、遠足のこどものかたまりとか、家族連れなんかと距離がありつつ、おじさんばかりがひとりずつ座っている四人がけのベンチ群のなかで借りたマンガを読みました。


そして科学博物館。

圧倒。

量。

情報も展示物も。

量。

たっっくさんの機械や剥製や模型や標本や化石や骨をみましたよ。

科学者の熱量はんぱねえよ。

論理立ててすっきり説明してくれるからもうごめんなさい勘弁してあたまに入りませんなんてなっちゃいました。

佐藤卓さんが組んだ、写真家と研究者を引き合わせる展示がありました。

写真家の撮った風景写真に各分野の研究者が科学的な面からの解説を加えるという…なんとまあ…おもしろい…よく考えるよ…


あとねえ、マンモスらへんで急に博物館の人が話しかけてきてくれて、生きる、から暮らす、にシフトチェンジしたときのことを話してくれました。

マンモスを狩り、その肉を食べて、その骨と皮で家を作ったのだって。

それで、ゆたかなくらし、をしていたそうです。

あたたかいおおきなおうちに大勢で暮らして、食べ物の心配もなく、ひとつぶ作るのに1時間もかかるだろうってビーズを作ったり

そんなじゃらじゃらをいっぱいつけて、何が起こったんかはわからないけどそんな装身具をたくさんつけてちいさな兄弟を弔ったり。

慈しみ、愛しみ、命に対して、ずっとわたしたちそれをもっていたこと。


2万年前の、あの有名な最古の壁画もたくさん資料があった。

そこでクロマニョン人に感情移入して泣きました。

芸術と呼ばれるあの衝動や焦動を、やっぱりずっと持っている人がいた。

やんなきゃ息ができないあの苦しい、やってなかったわたしのことを思い出して、あのころの半死人だったわたしのこと思い出して、描いている今のこの突き抜けた多幸感、と同時に燃えている、飢餓感。

かがり火のもとで描いたら、観たら、生きているように動いただろう多くの動物。


途方もない量のいきものたち。

首をぐるって回しても視野におっつかない。

歩いて歩いてそれでもほんとのいちぶ。

地球ですらこのでかさ。

たくさんのほね。

どうあがいてももうみることのできないいきものたち、恐竜!たくさん!ほね!


あたまがパァンでしたので水族館へ。

フニフニうごくくらげなどを眺める。

大きな水槽の前で珈琲を買って陣取るなどする。

いぜん、やいとはたの話をブログでかいたですが、おんなじ種類のさかなの、青い肌に金の模様、めだまも金と深い青でできたおおきなさかながしばらくわたしと一緒にじっとしていてくれました。

まじまじ見る

美しい紋様、一部の隙もない。

なんかとおくでカップルのひとりに"あれは立ち入れんわあ…"なんてくすくす笑われたくらいさかなとわたしの2人の世界。

水族館のはたは、わたしにからだみせてくれる。

一周まわってかえってきたら、ふつーにすいすい泳いでいた。

あのじっとしてくれていた時間なんだっただろ。

ありがとうさかな。


そして六本木!!

チケットの列にアホほどならびましたが、

念願の塩田千春さん!!

作品を見るのははじめてでは無いですがこんな大規模のインスタレーションがもりもりな贅沢なのはじめて…ウッ…

糸の感覚、たましいってどこ?

つなぎとめるのに必死こくこと、

文字通り泥水をかぶって、がんじがらめになって、全裸で山を転がったりして、つかむ、つかむことに挑戦し続ける。

体当たりだほんとうに、かっこいい、叫んでいるかんじ殴りかかっていくかんじ、吠えてる、それに対するときは強い、睨んでいる目がぜんぶに宿っていた。


バスキア。

このひとのも泣いちゃった。

27の呪いのひと。

すごい感覚が近かった。

恐れ多くもだけど、でもわたしが描いたかとおもった。

すごい共感してしまった。

なまは邂逅。ようやく会えた。会えた。

ああ知ってるこのかんじ。

巨匠捕まえて何言ってんだ、ともおもうけど、巨匠なんてゆったのは他人でもある。彼を観測した他人である。アートを観測するひとや値段をつけるひと、買うひとはだいたい作らないひとである。それは知ってる。でもそうちからのあるひとたちのおかげで彼に会えた。

ああふとっちょちびっこ、フライドチキンをたべますです。


はっ

いちにちめにゴーリーもみたです

あたまぱんぱん。

うろうろうろん。


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