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  • 執筆者の写真すずめや

りょうくんと宇宙とぼく1

りょうくん(木下)

社会性を剥いた感覚の話ができる弟分、とくべつなかよし

ぼく

昨日ナショナルジオグラフィックチャンネルで宇宙の話を見て興奮している



”りょうくんきいてやべえの。昨日初めて知ったんだけど、ビッグバンのあとに銀河できるやん?銀河は星の集まりやから星できるやん?んで星ができるために小さい石みたいのんぶつかりたおす時期あるやん?”


「はあ」


”でねでね、太陽ができる前に、人間に必要な物質ができてたんだって、ぶつかりげいこで。炭素とかカルシウムとかそういうやつ、だからぼくらみんな星のかけらやって聞いてん”


「めっちゃおもしろい」


”でね、ぼく思ったの、太陽ができる前にぼくら生まれることが決まってたんだって。宇宙やべえ”


「....自分、太陽って人間が作ったんやないかって思ったことあります」


”なになにどういうこと”


「理性の前に感情がでることあるやないですか、こうされたから嬉しいって認識する前に喜びの感情が出て、それから嬉しいんだって認識する」


”ああたしかに、ていうかだいたいそうかも”


「そうなんですよ、自分ら考えてしまっているから、言葉にしたりしてしまうから鈍ってんすけど、そうだと思うっす」


”うんうん”


「で、うまく言えんけど、太陽ってめっちゃあったかいやないすか。すごい人間にとってなにもかものあったかいの源みたいに思ってて、だから人間が欲しくってつくったんやないかなって」


”やべえりょうくんやべえな”


「いまの村松さんの話きいてそんな風に思ったこと思い出しました」


”はじめ物質だったとき、ぼくら寒いのや暗いのが嫌だったのかな”


「わからんっす」


”感情が先に出るって、社会性、人間、動物、剥いてからの本質のことよね。条件反射っつうか、なんか根っこで感じる的なサムシング”


「そうっす、村松さんもよくわからんけどよくイキイキしとるやないすか」


”そうなん”


「なんかわからんけど今日はこんな日、みたいな感覚とか、いまこう向き合って顔見ながら話していることで伝わってくる感情とか、それってSNSとか電波?とかのつながりよりずっと丸出しのむき出しで、いま社会をつくって、ことばをつくっちゃったからややこしいんで、感覚だけだったら、あーうまくいえんっす。」


”確かにもっと感覚だけだったら深く世界もお互いもわかりあえるのかも。なんでぼくら、肉体をもったはいいとしてもことばや社会をつくってしまったんだろうね”


「...わからんっす」




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