• すずめや

りょうくんとたまごとぼく

りょうくん(木下)

バイト先の後輩で世界について考えが浮かぶと話しかけにくる

ぼく

この子自分の恋人とそんな話でけへんにゃろかと少し心配している



「むらまつさんに言いたいことあったんす、たまご」


”たまご。”


「たまごやばくないですか。シレーっとならんでますけどあの中でこう、細胞が分裂してひよこになるんすよ、こないだの宇宙の話からずっと考えとんす」


”なんか最新の研究では宇宙の外側に宇宙だまがいっぱい浮かんでんやないかって話らしいで”


「たまごみたい」

「いやいのちのはなしです」


”ベジタリアンする人の中にはそれが理由ってひともいるのかもね”


「そりゃおかしいっす、(野菜をさして)あいつらだってこんーなちいさい種からあんなでかくなるんですよ。おんなじ神秘ですよ。」


”なあぼくらの宇宙もあんなふうに並んでるたまごのなかのひとつかもしれんよ”

”てゆうか生まれる前にたまごみたいにわられた世界もあるのかも”


「いやひよこやばいですひよこ、世界があのなかで始まってる」


”ぞっとするようやけど、そんなもんなのかもね、おおきいことだけどしれっとそばにあるものなのかも。”


「思うんすけど、人間て五感ですけど、それ以外の感覚、自分らが絶対わからん感覚がこの世の中?世界?にあると思うんすよ」


"ああそれは、すごいわかる"


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たくさんの方にお会いできました。 本当にありがとうございました。 東京駅すぐの丸の内に一週間。 都会も都会、まあ12時間はおんなじ売り場にいるわけですけど岩手とはもうものすごい差です。 仕事に出てすぐ帰りたくなるのはいつものことなのですが、いや今回は、はじめて郷愁というのを体感した気がします。 すぐ帰りたくなるのは基本的に猫に会いたいとか自分のごはんを食べたいとかそういう欲求だったのが、ほんとに、