屁こき野郎カメムシたちの秋の襲来の季節が来た。
きのうは体調を崩し、薬を飲んで寝室で寝っ転がっていたのだけど、薬による睡眠の海からわたしを引き摺り出したのは屁こき野郎どもの羽音であった。
やつらの羽音は夢野久作ドグラマグラに出てくる擬音のぶぅーん、のイメージであるのだけどそんな音で起こされては腹の立たない人間はいないだろう。
くそったれ!と寝室の障子をあけると屁こき野郎どもぎ窓に無数にへばりついており怒りで頭がくらくらした。
朝の涼しいうちは屁こき野郎どもの行動が鈍くなるので、白いレースのカーテンを回収し、窓枠にスプレーをみっちり撒く。
やつらは白が好きで、水玉模様にカーテンにへばりつく。
爪の踏ん張りでカーテンから離れまいとし、その際茶色い汁をだすためカーテンが汚れて余計にむかつく。
もうカーテンはぜんぶとってやろう。
1日のスタートから屁こき野郎どもの対処をせねばならないのがむかつく。
むかつくなあ〜と思っていたら回収したカーテンの上で猫が寝ていた。
朝の薄い光につつまれて、気持ちよさそうだ。
むかついてたのがちょっとおさまった。
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