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ほんとにあしたかな

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2021年9月6日
  • 読了時間: 1分

明日ははじめて丸善丸の内本店にお邪魔します。

明後日からの出展の搬入のためです。


搬入のときはほんとに毎回、なんにちであってるよな〜?と不安になります。

コンマ何秒の違いで運命が変わるなんてこと、ざらにあるじゃないですか。

なんかその感覚がいちにち単位まで伸びるっていうか。

いままで何千日間、何万日間を生きてきたのかわからないくらいいちにちずつ生きてきた、そんな途方もない中のたったいちにち、大海のなかにぷかりと明日が浮かんでいるような気がして、明日だよねってわかってはいる。

カレンダーをみたら7日に搬入って書いてある。

18時に現場まで行くんだよって書いてある。


だけどいざその場についても、仕事が始まっても、明日が昨日になってからも、狙い撃ちのあのいちにちを、ぷかりと浮かんだあのいちにちを、わたしはちゃんと予定どおりに過ごしたのかな?捕まえることができたのかしら?

と なんか 感じたりします。

不安とかそういうんじゃなくて、どうだったのかしらねえ、って、なんか遠くでたぶんわたしもぷかぷか海の上で浮かびながら考えている、みたいな。

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