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執筆者の写真すずめや

ふゆのおとと

ストーヴを新調いたしました。

アラジンの背面ついてるやつ。

燃えないようにねえ。

そんな名前だから、名前のそばにランプのマークもついているから、ストーヴが灯油を呑む音が、なんだか魔人が呑んでるみたいで愉快です。

真っ赤に燃えてたのはジャファーだけどねえ。

(ちがったっけ)


載せてるやかんの、水が蒸発するかおりもいいですねえ。

お店を閉めたらすぐスープ鍋をおくよ。

なにはなくともおくよ。

とろとろに炊くよ。

チャイなんかもいいですよねえ。


寒いのは泣くほど嫌なんで、暖かく暖かくしています。

過剰なほどかもしれん。

冬のことは大好きですけども。

寒いのはだめ(体感のはなし)。


冬の空気感はたまらんもんがありますね。

袋から出したての剃刀みたいで、

水晶がそのままそこらじゅうに散っているようで、

なんの音でも呑んじゃうくらい、そとはしずかで。


だから家は暖かいのがいいですねえ。


などと言いますが、いまのとこ、次のすみかの目的地は岩手です。

免許は合宿で岩手にしようとしております。

まず行ってみなくちゃ。

えっ、もちろん好きな男の故郷だからですけど?

宮沢賢治のことですけど?


そんなすぐすみかを変えるつもりも条件も整ってないですしここでまだまだやることあるんですけどねえ、やっぱりねえ、人生のどこかでいいから、賢治のふるさとで暮らしてみたいねえ。

彼のみた風景を時間差でいいから体感して、暮らしたいなあ〜。


きっと冬は厳しいのでしょうね。

空は澄んでいるのでしょうね。

お星さまはたくさんみえて、

きれいないしころをわたしはみつけに

てくてく歩いてでかけるでしょう。

ああ岩手〜。


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