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執筆者の写真すずめや

ちいさなものを

愛でたり眺めたりよしよし、ってしたり

かわいそうだ、でなくて

いつくしみを、もって

ひらいてゆきますように

おおきくそだちますように

身が小さいからってちいさいとも、

限らないんだけど


わたしの少年、わたしの少女。

たしかにそこにいたこと、

そこにいたのに、いま、どこ?

ああ、おおきくなって。

おおきくなっちゃって。


ありがたいのとうれしいのと

これは、なんだろうね、畏れ、ですかね。

なんかぎゅうっときて、ぱんぱん。

赤いアイシャドウは、腫れをごまかして、そのうえ綺麗ですてきだな。


わかんなくなってることがわかんなくて

いやすごい、久しぶりにこんな言語化できないやつが襲ってきていて、こんなときに幼なじみがそばにいたら本当によかったのに。

いつか言われた

お互いどうにかなるときには、ちゃんと連絡がかちあうって

それと、おまえはいつでも考えすぎやって

そうなんですよねえ〜


なにがあったんじゃないんですよ。

ほんとに変なんですけど

なんか、ほんとに、わたし、作家として生きていけるんだなあ、って、おもえて。

実感として。

たとえばなんか、最近お洋服買えたんですよね。

ふつうに、生活の心配してないなってあれっておもって。

しばらくそんな感覚なかったから、何年も。

そいで、なんか、わかんないんですけどすきあらば泣けてきちゃって。

いやおまえ、何年やってきてんねん、ってはなしなんですけど。いやだからかわかんないんですけど。

基本的に経済的にはマイナスでまわしつづけていたんですけど、それでもずっと作り続けて作りためてもいたんですけど、なんか、そういうもんだと思っていたんですけど、こころで報われるからそれでも続けていたしこれからも続けるんですけど。

なんつうかそんな、ふつうの生活みたいなレベルのことが、すっとできるようになるなんてあんまり信じてなかったというか。

できなくてあたりまえだろと、頭からそう思ってたっていうか。

うーん

これはまだ、直接話さないと、温度的に伝わらないはなしだろうな。

そいでもご心配をかけたくありませんで。

ああでもなんだか、涙が止まりませんで。

ただなんですか、そう、ありがとうございますのはなしなんです。

わたしは生きてゆかれます。


なんでしょうね。

泣くようなことじゃないのにね。

でもあらためて、ひとりで平野に立つの、孤独と、ここまでもこれからも、関わってくださったみなさまのお陰があるっていうその事実、みなさまひとりひとりに膨大な時間をかけたそれぞれの人生があっていま、があって、そんな生の一部で、いま立たせてもらっていて、でももちろん、わたしがまず立っていなくちゃこの場もなかって。

そうです、日本語の、孤独じゃなくって、Solitude.



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