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たびのけいかく

執筆者の写真: すずめやすずめや

聞いてよ。

(荷造りしろよ)


旅のマーケットがおわったら文字通り旅にいくのです。

朝いちの鈍行でゆっくりいくのです。

なぜって忙しすぎたからよ。

新幹線ははやすぎるよ、お高いし。

映画見るか本読むかして、ゆっくりいくのよ。

ほんで手製本でノートやさんをやっているなかまの開店祝いにかけつけるのです。

ぐろっちと呼んでいる彼、SNSでのわたしの投稿に対する反応がはやすぎてちょっと怖いくらいなんですけど愛と受け止めていくのです。


ほんでから紅葉まつりなんてすてきなことをしている渓谷にゆくの。

ノートうりにいくんですけどね。

ちいちゃな小屋をあたえてもらったので、いっぱいもっていくよ。

(荷造り途中だよ)

朝から夕方までそこでお店をあけて、夜はのんびりできそうなんです。

紅葉みながらよっぱらったりしたいな、いやいや珈琲で夜更かしもいいな、

どうも炭焼き珈琲のおみせがあるみたいなんです。

好物の五平餅も売っているそうです。くるみ味噌だいすきだなわたし。

あとお世話になっている大師匠の好きな書店にいくのも忘れてはならん。

本買いたいな、ひさしぶりに。また新しい出会いになるんだろうな。

四季桜という豪勢な桜があって、紅葉の時期に咲くんだって。

見てみたいけどどうも遠い。

いつか車をもし持ったら、きっと見に行こう。


三日間、紅葉を堪能したら夜行バスで海を見に行くの。

マサムネさんが明日海をみにいこう、朝一番のバスでいこう、って歌っていたので、バスでいきます。あの歌とちがってひとりだけど。ひさしぶりに海へ行こう。

あかいくつをもっているから、それを履いて横浜にゆきます。

あかいくつという名のバスにのりたいがため。

ほいで海をみる、海をみる。ああ海が見られる。砂浜があったらいいな。なくてもいいけど、海ならば。


横浜は、敬愛しているブックデザイナーの祖父江さんが、寺山修司の展示会をデザインしたっていうからみにいくの。行けるチャンスがここしかないのです。振り切っていく。楽しみ楽しみ。

ほんとうはポーラ美術館のルドンもみたいけど時間はなさそうです。

遠いみたい。でも12月までやってるもんね。だれか連れてってくんないかな。

お世話になっているコトリさんとこにもよれたらいいけど、時間がどうだろうな。

次の日はお店を開ける日だからな。はやめにかえらにゃマリ欠乏症の心配もあるしな。

まあかえりはどうでもいいか。


あああ、たのしみだなあ。

せかいがどんどんひろがってゆくのだ。

これを与えてくれたひとすべてに恩返しをしたいな。

そうだ、そんなひとたちのほんとうのしあわせのためならば、あの蠍のように100ぺん灼かれたってかまわないな。

とりあえず、おみやは配れるタイプのやつにしよう。

ああああああ、たのしみだなあああ。

あしたも、あさっても、ずっとずっと。




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