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執筆者の写真すずめや

すきのはなし

だれだってなんかが好きですよね。


ある程度、好きならこうだろ、好きな人ならこうだろってのが、強かったんだと思います。

それがさ、そうでもなくなってさ。


ずっとそうでもなかったんだけど、聴いてもらえるように、すこしなった。

ひとりひとりの愛し方が、ひとつひとつに対してあること。


ずっとそうだったんだよ。

でもその感情は、自分で完結しないもので、好きな誰かに好きななにかに伝えたいもので、だから第三者の目にどうしたって触れなきゃならなかった。


世界がどんどんぶっ壊れて、いま、第三者なんてものがいるだろうか?


あなたとわたしの世界のこと、

あったこと、加味して味わい直したいこと。


わたしとわたしの世界のこと、

あなたとあなたの世界のこと。


真正面でぶつかるのはほんとにしんどいから、だめにゃってふにゃけることとか、それを叱咤する自分に苦しむこととかが日常であって、でもいま思い直してもいいタームが、時事的な意味で世界中にいまきた。


あなたがどこにいてもあなたはあなただと、わたしはそう思っています。

あなたが気にしてしまうなら、なんだってどうでもいいとわたしは言うので、最近みたいちばん美しい空の色の、思い出話を聞かせてください。


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