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くまんばちの木

  • 執筆者の写真: すずめや
    すずめや
  • 2020年7月24日
  • 読了時間: 2分

近所にくまんばちのたかる木があって、

ここのところその木をながめながら一服しています。


小指の爪の半分ほどのちいさなピンク色の花が、鞠みたいに固まって咲いている。

花の盛りのときはそれはそれは不思議な光景でした。

くまんばちはそのちいさな花にたかって、

花をぽとぽと落としながら舞っています。

いまはずいぶん花も色あせてきました。


むかし聞いた話じゃあ

くまんばちって生物学的に、構造的に、

なぜ飛べるのかわからない生き物だって言われてました。

いまはどうなのかな。

飛行機もわかんないって言いますよね。


ピンクの花を落とすのってすずめもそう。

すずめが落とすのは桜の花、

ふたりとも、蜜を食べるのに花を落とすんですよね。

だからってなかよし意識を持てるほどくまんばちは身近じゃないどころかちょっとやっぱ怖いんですけど。


ひさびさにせみがうるさく鳴いていました。

誰かを呼ぶ声だって言うけど、あんなに集まって鳴いていても誰かは見つからないんですね。

左京区に住んでいたころに飲み屋にいた京大生を思い出します。

饒舌に多くの言葉を使って語っていたが、

彼の語りは彼と同じ知識を持っていることが前提で、

共有をしようとする言葉ではなく、

記号的な言葉で語っていたから、

たくさん語っているのに誰も彼の言いたいことがわからないようだった。

わかってほしくて語るのに、

記号以上の言葉を持っていないこと、

言葉を記号で使っていることがわからないのかな。

まあいつか気づきは来るでしょうが、

どうかな、もう気づいたかな、あれは何年前のことだったっけ。


コロナ禍以降、

去年の今頃のことが何億年も前のことみたいに感じます。

ふしぎな時間を生きているな。

 
 
 

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