怒涛の一週間、といいたいところですが丸善さんでの12時間勤務に慣れたからだではうめはんの10時8時の営業時間はわりとあっというまにすぎていったかんじです。
強くなったな〜。
しかし思ってたのの倍のお客様が来てくださって本当にありがとうございました。
自分がものを選んでいるときに話しかけられるのが苦手なので基本的にお客さまがいらしても壁みたいになっているのですがもの選びやお会計が落ち着いてからのゆったりとしたおしゃべりはこういう一週間の催事ならではというかんじで大切な時間です。
いままででは考えられなかったことですが、既に来年の予定はみちみちにつまってしまっております。
もう再来年のことを考えているよ。
再来年は冬休みとかを取りたいなと考えている。
この出張中に初雪を逃したのが悔しい。
そういえば今年の夏祭りはあんなに楽しみにしていたのに流行り病にかかってぜんぶみにいけなかったし、あれよあれよという間になにもかもがすぎてゆき、近くにある馬に乗れる農場にも移住前からずっと行きたかったのに行けてないし、小岩井農場で牛がずらりと並んでるのも見に行けてないし、きんぴかにひかる世界遺産や、津波の足跡ののこるあの海辺や、サファリパークや酒造やビール工場やブルーベリーつみや噂の素敵な珈琲やさん、銀河のSLや青い洞窟、青森まで足を伸ばして美術館のあの大きな犬も見てみたい、山形にはくらげばかりの水族館があるという、遠野の田んぼの真ん中にある鳥居、秋田でいぶりがっこを買う、新潟でもういちどあの花火と洞窟を見る、ひやーなにもできてない!
忙しいうちが華とはいうけれど。
しかしうちの家族はみんなどうぶつなのですごく寂しがるのを見ていたらああちゃんとせなあかんなという気持ちになります。
催事に出展する際は、
その催事先のおみせと我々作り手とのあいだに企画屋さんという人々をはさみます。
もちろん直接取引している作家さんもいる。
その企画屋さんというひとたちはお店と作家のあいだをとりもち、面倒な事務の細々や入店管理やスケジュールの調整、搬入搬出の荷物の送りやなんかの煩雑なことを一手に引き受けてくださる方々です。
あんま知らんけど星の数ほどそういう会社はあるらしい。
作家は作品作りをはじめ、交通の手配や宿の手配、値付け、宣伝、梱包送り込みなどの準備で大体てんてこ舞いになりますのでそのあたりを任せられるのは心の底からありがたいこと。
ご縁に恵まれて愛ある企画屋さんと繋がりを持てており、今回の出展はそのなかのひとつ、クリエーターズネットさんに繋げてもらっての出展でした。
こちらの企画屋さんはさながら旅芸人のあつまりというかんじで、だいたい5人から多くて30人規模くらいのかたまりでそれぞれの場所や企画の内容によって声をかけられた作家がそれぞれにぎゅっと集まりその場限りのサーカス団を結成するというような構成でやられております。
北海道うまいもの市を想像していただくとわかりやすいかな?
おなじ北海道うまいもの市でも海鮮に特化していることもあれば甘いのに特化していることもあればラーメンに特化していることもあるでしょう、あんなかんじです。
企画屋さんが前面にでてとりまとめるのはどっちかというと少数派かもしれません。
だいたい影の力持ちです。
丸善さんをお世話していただいている企画屋さんはまた違う企画屋さんです。
そこは影の力持ちというか影のビッグマムというかんじで非常にパワフルに応援をしてくださる。
作家としても登り詰めた経験のある方で、1言えば10理解してくださるみたいな頼れるお方。
あともうひとつあって、来年はもうぱんぱんなのでお世話になりようがないけれど催事出展ということを初めてやった時からお世話になっているところで、実は催事デビューが新宿伊勢丹という日本一キラキラしたデパートだったのですがそのころはほんとに売り方も見せ方もわかってなくていまの5分の1の売り上げだったのに懲りずに育ててくださった恩ある企画屋さんです。
お店側からノルマ的なもの、売り上げ目標とかも提示されるのでそのへんの板挟みをしてくださるのも企画屋さんたちです。
なんかみんなに本当育ててもらっているよな。
いやなんで企画屋さんの話しようとしたんだか忘れちゃったな。
みんなに恩がありすぎて企画屋さんの話に熱が入ってしまったな。
まあこんな辺境の地ですからめったに聞かない世界の話をしたっていいだろう。
えーっと、どうしたかったんだかな。
ありがたく忙しくさせてもらっているぞということかな。
本屋さんや素敵な仲間のいるところに働きに出て、心の底から愛する我が家に帰り、自然にまみれて洗われて、ああ忙しいのもぐえーとなるけどいい具合にまわっておるのやと、言いたかったんだったかな。
家にずーっとおりたいけど、でもみんなに会えるのも皆様にお会いできるのもすごい栄養になっているんだわ。
今日はうめはんの出展を終えて、直帰できない北国のなかまたちと打ち上げディナーと洒落込んで、しんどかったけどよかったね〜なんていろいろ話して、そう、よかったんや、よいのや、いつも。
なんもできてねえ〜!
かえりてえ〜!
とかおもうけれどでもすごいいろいろできているのよな。
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