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執筆者の写真すずめや

あかいめだまのさそり

尋常じゃなく両目が充血していたいちにちでした。

まるでさそり。


とおくにゆくときは、文庫本を2、3冊もってゆくのです。

今回は、日々の泡、鏡の中の鏡、銀河鉄道の夜。

もちろん全部は読まなくて、もう読んでるやつで、なんとなくの勘でこの旅に必要かしら、ってのを本棚から出して荷物につめる。

出かける間際。


今回は、銀河鉄道の夜が大当たりだったみたい。


初めてお会いする鞄作家さんとこに、ジョバンニの鞄、てのがあったのです。

アニメ映画の方にインスピレーションをお受けになったそうですが、もちろんそれも大好きだし、本もすき〜。

嬉しいよねえ〜もうもう。

興奮するよう〜。

でけえ声で話すよねそりゃさあ〜。

なかのポッケのチャックが金色で赤地でさあ〜。

そんなのあのりんごじゃん??ってそうなんですよ!!!だよねだよね!!!ってさあ〜もう〜。

おそとの革は深い緑で〜あれじゃん最高〜イメージちょうわかる〜。

おんなじ作りにしてないのにジョバンニちょうかんじる〜。

欲しい〜。


それからなんの因果か別件で、ほしめぐりの話のメールを受け取った日の朝からめんたま充血で、あかいめだまのさそりなの。

双子の星、も収録されている文庫本なのでした。

ちょうファンタジーやない??


鏡の中の鏡は行きしなの電車でぺらぺらめくって読んでいます。

ドアが開いたりしまったりする中で読むのにとってもいいよ。

これもあたり〜。


日々の泡はまだあけてないですが

まだまだ日にちはあるもんね。

どこであたりをひくやらね。


そう本を作ってるから

なんか、こやって本とどこかに行くことが多いから、一緒に動くときはいろいろおきてたのしいです。


宮沢賢治のさそりは、こわいのと最後にはやさしいのとありますね。

どちらもさそり。

それから双子の星、のチュンセとポウセ。

おんなじ名前の兄弟がでてくる宮沢賢治の短編に、"手紙 4"てのがありまして、わたし、それで作品作ったことがあるんですね。

珈琲をしみさせた紙で封筒と手紙をつくって、その短編をかきうつして、匿名でオークションにだしたのです。

いまどこにあるやら、わからない。

どこにもだしていない手紙。


わたしはすずめだからチュンセかな。

ポウセのほうは、だれだろな。


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